投稿者「Gengoroh Tagame」のアーカイブ

ミュージシャン、ジョン・グラントの日本限定Tシャツの絵を描きました

20160804141209
 先日、オープンリー・ゲイのミュージシャン、ジョン・グラント氏が初来日した際に、ele-kingの企画で対談させていただいたのがご縁となり、彼が近々再来日する際に会場で販売される、日本限定オリジナルTシャツの絵を描かせていただきました。
 ジョンのライブは、8月20日(土)に開催されるイベント、HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER内で。Tシャツの販売は、HOSTESS CLUB ALL-NIGHTERとサマーソニックの会場、幕張メッセで、8月20日(土)と21日(日)の二日間。価格は3,500円、サイズはS/M/L/XL。
 イベントにお出かけの方は、記念に是非お買い求めを。また、イベント終了後にはオンラインショップで若干枚数を販売予定とのこと。詳細は下記リンク先をご参照ください。
ジョン・グラント、田亀源五郎がイラストを手がけた日本限定Tシャツの発売が決定

*ご縁となった対談記事はこちら。
special talk:ジョン・グラント×田亀源五郎/何を歌い、どう描くか〜ゲイ・アーティストたちのリアリティ

*ジョン・グラントのMV(MVの下がそれぞれの収録アルバム)
ゲイ・サウナでのロケが話題になった”Disappointing”(Feat.トレーシー・ソーン)

[amazonjs asin=”B01BMIRFAQ” locale=”JP” title=”グレイ・ティックルズ、ブラック・プレッシャー”]
膨大な映像の引用で近代のゲイ・ヒストリーを描いて感動的な”Glacier”

[amazonjs asin=”B00ANT2FGK” locale=”JP” title=”Pale Green Ghosts”]

「映画秘宝EX 最強ミステリ映画決定戦」

13925333_1062945117087976_8538112782333936269_n
 8月3日発売のムック「映画秘宝EX 最強ミステリ映画決定戦」に、アンケート協力+コメント寄稿という形で参加しています。
 副題に《100人の映画ジャンキーが選ぶ!》とあるように、総勢100人の映画好きが各々ミステリ映画のベスト10を選び、その累計点によって全体ランキングが決定、各自のベスト10リスト、ベスト男優、ベスト女優、ベスト殺人シーン、ベスト死体などが、コメントと共に掲載されているという本で、その100人の末席に加えさせていただいております。

 参加するにあたって、何をもってミステリ映画と定義するかにちょっと悩みましたが、とりあえず、まずは「謎で引っ張る」という要素があることを重視。また、自分的にサスペンスやスリラーだと思っている作品はOKだけど、ホラーだと思っている作品はNG。超常要素が絡んでくるものも除外……という感じで、マイルールを設定して選びました。あとは、同じ監督の作品がダブってしまった場合は、どれか一作に絞り込むとか。
 というわけで私の選んだベスト10は、2位から5位までは「この監督ならこれ!」、6位から10位までが「このジャンルならこれ!」という感じのリストになっております(1位は別格)。具体的に何を選んだかは、是非誌面でご確認を。
 しかしこうしてアレコレ考えながら、いざ具体的に作品をセレクトしてみると、自分でも色々と発見があります。例えば「松本清張/野村芳太郎の『砂の器』は大好きだけど、果たして自分はあれをミステリ映画として楽しんでいるのか」とか、「自分にとって『ジュデックス』の好きポイントは、果たしてミステリ映画的要素だろうか、それとも冒険活劇要素か」とか、「ミステリ映画という括りだと、ブライアン・デ・パルマは意外と《この一作!》を選べない」とか……。
 そして届いた本をパラパラと捲り、他の方のセレクトを見ていると、「ああっ、これ失念してた、それもあった、あれもあった!」ってなる……。

 というわけで、100人によるベスト10選出以外にも、〈濃厚! ミステリ対談3連発!〉〈もっと知りたい! テーマ別 ミステリ映画なんでもベスト〉他、対談やコラム記事も充実しておりますので、映画のガイド本として、また猛暑のお供の読み物として、是非一冊ご購入いかがでしょう?
 とりあえず私は、総合ベスト50の中に見ていない映画が8本くらいあったので、それを重点的に狙ってみようかな……などと思っております。
[amazonjs asin=”4800310245″ locale=”JP” title=”映画秘宝EX最強ミステリ映画決定戦 (洋泉社MOOK 映画秘宝EX)”]

『弟の夫』第20話掲載です

13344660_1056946347687853_531707292993246748_n
 現在発売中の「月刊アクション」9月号に、『弟の夫』第20話「ナイショ」掲載です。
 今回の話は、ひょっとしたら読む人の立場によって、受ける印象が違うかも知れないな……とか思いながら、ネームを書いてました。よって、それを読んだ編集さんの第一声が「面白いです!」だったので、ホッと安心したり(笑)。
 というわけで、きっと内容も面白いと思うので、是非一冊お買い上げを!
[amazonjs asin=”B01G7I3JO2″ locale=”JP” title=”月刊アクション 2016年 9月号 雑誌”]

「すばる」8月号にインタビュー掲載です

13626956_1045768568805631_8518250018771655793_n
 7月8日発売の文芸誌「すばる」8月号、《特集:LGBT 海の向こうから》内の《INTERVIEWS 私の光となった表現》コーナーに、拙インタビュー掲載されています。
 自分の表現に影響を与えた作品3つというテーマで、私は[ラオコーン像/J・R・R・トールキン(の提唱した準創造という概念)/ロバート・メイプルソープ(の写真作品)]について語っています。
 いちおうコーナー名に併せて「インタビュー」と書きましたが、実際はインタビュー取材された内容を基に先方が記事にまとめるといった形式なので、どちらかというと「聞き書き」に近く、分量も短めです。
 とはいえ、同コーナーの他の面子(牧村朝子さん/杉山文野さん/三橋順子さん/中村キヨさん/マーガレットさん/橋口亮輔さん)も含めて、興味深い特集だと思うので、よろしかったら是非一冊お買い上げください。

 しかしこのインタビューコーナー、私この中のお三方(中村さん、マーガレットさん、橋口さん)と、イベント/雑誌/ウェブメディアで、それぞれ対談したことがあるので、何だかちょっと古狸気分(笑)。
[amazonjs asin=”B01HH1H28W” locale=”JP” title=”すばる 2016年8月号〔雑誌〕”]

『弟の夫』第19話掲載です

13511969_1039269366122218_8013495768506016410_n
 6月25日発売「月刊アクション」8月号に、『弟の夫』第19話「焼き菓子詰め合わせ」掲載です。
 前回登場したメガネキャラ「カトやん」が再び登場。今回は基本的に会話劇なので、弥一の揺れるビミョーな心情を如何に表情や間合いで表現するか、そこを頑張りました!
 あと、同号掲載の『ソリゲリス』(まつぽん・作)に、ちらっと『弟の夫』ネタございますので、お見逃しなく。
 というわけで、是非一冊お買い上げくださいませ。
[amazonjs asin=”B01EVM3TNM” locale=”JP” title=”月刊アクション 2016年 08月号 雑誌”]

『プラネット・ブロブディンナグ』第6話掲載です

planetbrobdingnag6
 6月21日発売の「バディ」8月号に、マンガ『プラネット・ブロブディンナグ』第6話掲載です。
宇宙人のペット堕ちという、およそ一般受けはしなさそうな本作ですが、ここにきて更に、その貴重な読者も振り落とすような展開……を描いてしまったかも(汗)。とはいえ、作者としては当初のプラン通りですし、消しゴムかけしてくれた相棒も面白がってくれました(笑)。
 ストーリー的にもぼちぼちクライマックスなので、是非お買い上げ&お読みくださいませ。

 アマゾンでは何故か書影が先月号(7月号)になっていますが…(修正された模様)

・紙版
[amazonjs asin=”B01EG98WYQ” locale=”JP” title=”BAdi(バディ) 2016年 08 月号 雑誌”]
・Kindle版
[amazonjs asin=”B01H7G08VK” locale=”JP” title=”Badi(バディ) 2016年8月号 (2016-06-21) 雑誌”]

次回の掲載は、8月発売の10月号を予定しています。

Web上の記事いろいろ

 最近何かと取材を受ける機会が多く、それらはアップされる都度TwitterやFacebookでアナウンスしているんですが、当ブログでのお知らせが追いつかないでいるので、備忘録も兼ねて最近のものを(今年に入ってからアップされたものを目安に)まとめておきます。
 興味のある記事がありましたら、各リンク先でご一読ください。

【対談】橋口亮輔 × 田亀源五郎スペシャル対談!「LGBTと映画」を語る(GENXY)
http://genxy-net.com/post_theme04/67116l/
*『二十歳の微熱』『渚のシンドバッド』『ハッシュ!』の橋口監督との対談記事です

【対談】special talk:ジョン・グラント×田亀源五郎 何を歌い、どう描くか−ゲイ・アーティストたちのリアリティ(ele-king)
http://www.ele-king.net/interviews/005106/
*オープンリー・ゲイでHIV+も公表しているミュージシャン、ジョン・グラント氏との対談記事です

【インタビュー】ゲイアートの巨匠・田亀源五郎さんは、なぜ漫画「弟の夫」を描いたのか(The Huffington Post)
http://www.huffingtonpost.jp/2016/04/28/gengoro-tagame-_n_9792276.html
【インタビュー】「重要なのは選択肢があること」『弟の夫』の漫画家・田亀源五郎さんは同性婚をどう考えるか(The Huffington Post)
http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/02/gengoro-tagame2_n_9818944.html
*二回分載

【インタビュー(韓国語)】[인터뷰] ‘아우의 남편’의 게이 만화가 ‘타가메 겐고로’가 퀴어문화와 동성결혼에 대해 이야기하다(The Huffington Post Korea)
http://www.huffingtonpost.kr/2016/05/04/story_n_9826012.html
*上記ハフポスト日本の記事の韓国語抄訳再編集版

【インタビュー】『弟の夫』田亀源五郎インタビュー ゲイアートの巨匠が一般誌で描くということ(KAI-YOU)
http://kai-you.net/article/27265

【インタビュー】「当たり前を疑ってみよう」──ゲイアートの巨匠が描くドラマ(News Pics)
https://newspicks.com/news/1419254/
*全文を読むには要登録

【インタビュー】『弟の夫』田亀源五郎インタビュー ゲイコミックの巨匠が“ホームドラマ”のなかに盛りこんだ、ヘテロへの「挨拶」と「挑発」(このマンガがすごい!Web)
http://konomanga.jp/interview/53663-2
【インタビュー】『弟の夫』田亀源五郎インタビュー マンガから見えてくる、ゲイ・カルチャーのリアル(このマンガがすごい!Web)
http://konomanga.jp/interview/54054-2
*二回分載

【インタビュー】自分の中の差別意識を見つめ直すために ゲイアートの巨匠が問いかける、LGBTを取り巻く社会(サイゾーウーマン)
http://www.cyzowoman.com/2016/01/post_18583.html

【インタビュー(英語)】Inside the Taboo-Filled Mind of Japan’s Best BDSM Manga Artist(Vice)
http://www.vice.com/read/inside-the-taboo-filled-mind-of-japans-best-bdsm-manga-artist

【レビュー】小原篤のアニマゲ丼:シャワーシーンは念入りに(朝日新聞DIGITAL)
http://www.asahi.com/articles/ASJ2M3VLBJ2MUCVL002.html
*全文を読むには要登録

【レビュー】文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞!『弟の夫』 ひとつ屋根の下に住むことになった、ある家族の喪失と再生の物語(ダ・ヴィンチニュース)
http://ddnavi.com/news/281842/a/

【レビュー】コミックストリートラスト。切実な願いがこめられた魂の書「弟の夫」(深町秋生の序二段日記)
http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20160521

【レビュー(イタリア語)】MANGA INEDITI CONSIGLIATI: OTOUTO NO OTTO DI GENGOROH TAGAME(Anime Click)
http://www.animeclick.it/news/53835-manga-inediti-consigliati-otouto-no-otto-di-gengoroh-tagame

*レビューは他にも色々あったと思いますが、とりあえず自分で印象に残ったものをピックアップ。

『弟の夫』第18話掲載&色紙プレゼントのお知らせ

IMG_6076
 更新が遅れましたが、5/25発売の「月刊アクション」7月号に、マンガ『弟の夫』第18話「決意」掲載です。
 温泉旅行編は今回でお終い。この温泉旅行、担当さんはじめ編集部の方々に、作画資料の写真で多大なご協力をいただきました。感謝!
 相変わらず「これ描くの生まれて初めてかも!」というのが恒例な『弟の夫』の原稿ですが、今回も「あんかけ焼きソバ」を初めて描きました(笑)。
IMG_6077
 また今号では、「月刊アクション」創刊3周年記念ということで、マンガ家のイラスト入り直筆サイン色紙プレゼントがあります。私の色紙もラインナップに入っているので(絵はマイク)、欲しい方はぜひご応募ください。
[amazonjs asin=”B01DE0AXHW” locale=”JP” title=”月刊アクション 2016年 07月号 雑誌”]

同人誌『呪縛の性奴』デジタル版のダウンロード販売始めました

Khoz-booth
 野郎フェス2016でリリースした拙オリジナルマンガ同人誌『呪縛の性奴』、いちおう多めに見積もって印刷したんですが、即日完売という状況になってしまったので、PDF版のダウンロード販売をBoothで始めました。
「売り切れで買えなかった、イベント行けなかった、でも読みたい!」という方、いらっしゃいましたら是非ご利用ください。

・販売ページはこちら→Booth:呪縛の性奴(PDF版)

野郎フェス2016リリースの同人誌『呪縛の性奴』電子版。
異世界が舞台の奴隷系ゲイSMマンガ。ちょっとファンタジー要素あり。キーワードは支配、服従、転落、羞恥、尺八、肛姦など。
24ページ(マンガ20ページ+表紙&裏表紙4ページ)。紙の本は既に完売、再版予定なし。

紙版と電子版は以下の点が異なります。
1)紙版収録のオマケページ(下絵集)は電子版には入っていません。そのぶん少し値段もお安く。
2)紙版ではスクリーントーン調の白黒ドット表現でしたが、電子版ではモアレ回避のためにグレースケールに変更しています。
3)紙版ではデザイン処理だった裏表紙を、電子版では奥付ページにしています。

【サンプル画像】
samplekhozpreview2KhozPreview3

『弟の夫』1巻(韓国語版)が出ました

My Brother's Husband (KOR)
 5月10日に『弟の夫』1巻の韓国語翻訳版単行本が出版されました。
 本のサイズは、日本語版(B6)より一回り大きなA5版。内容は日本語版1巻と同じ。カラーページ、カバー下のオマケイラスト、マイクのゲイ・カルチャー講座、後書きまで全て収録。ぱっと見た感じ、本の帯(腰巻)も一緒な感じ。
13263944_1019654638083691_366263245829156558_n
 印刷は美麗。編集作業もとても丁寧で、手書き文字の効果音も全てハングル文字に置き換えてある上に、背景の看板の文字までちゃんと翻訳されています。
13230332_1019654678083687_5478585149508627571_n13266014_1019654681417020_2171582367335446045_n
 しかしこの書き文字の置き換え、おそらくデジタルで元の文字を消して、ハングルのレタリングで置き換え、空白が出来ちゃったりしたら埋める……とかいった手順なんだろうけれど、すごいテクニック。作業の痕跡がぜんぜんない。
IMG_6072
 ほら、ちっとも判らない(笑)。隙間が出来ちゃったところは、カケアミをコピペして埋めたのかしら……事前に言ってくれれば、書き文字抜きデータも用意できたのに(笑)。

 というわけで、初のオフィシャルな韓国語への翻訳&韓国での初めての拙単行本出版なので、良い感じに売れてくれればいいなぁ……と。
 ハングル読める方、よろしかったら是非一冊お買い上げを!

아우의 남편 (vol.1)
Paperback: 176 pages
Publisher: Imageframe 길찾기 (May 10, 2016)
Language: Korean
ISBN: 978-896052-642-6 07830
978-896052-641-9 (set)
Product Dimensions: 21 x 14.8 x 1.3 cm (A5)