投稿者「Gengoroh Tagame」のアーカイブ

とりあえずトークショーの写真が一枚(笑)

 ポット出版の高橋さんが、twitterの方でアップされてました。こちら
 ……私の席から会場全体を見たときは、男女比はフィフティ・フィフティって印象だったんだけど、このアングルから見ると、ホント女性ばっかですね〜(笑)。女性のお客さんの方が熱心に、先に列に並んでいていてくださったのかも。

トークショー終了のご報告&エトセトラ

 ヴァニラ画廊でのトークショー、無事終了しました。
 打ち合わせを終えて会場に戻ったときは、入場待ちの列が1階入り口にまで達していて(ヴァニラ画廊は4階です)ビックリ。階段や踊り場は冷房が効いていないので、お待ちの皆様はお暑かったのではないかと……本当にありがとうございます!
 満員のお客様を前に、トークショーは定刻通りにスタート。私を真ん中に、向かって右手にAVライターの雨宮まみさん、左手にポット出版の沢辺社長という並びで座りましたが、この3人の互いの距離より、最前列のお客様の方が近いという状況で、ちょっと最初はビビりました(笑)。
 お客様は、約半数が女性の方。まあ、サイン会にしろトークショーにしろ、私の出るイベントには、結構いつも女性のお客様が多いんですが、今回は特に多かったような気が。トークショーの始まる前、個展の方を見に来てくださったお客様も、今日はことのほか女性の方が多かった気がします。翌日、コミケ3日目が控えているという日程のせいもあったのかも知れませんね。
 トークの方は、軽いシモネタを交えつつ、けっこうシビアに語った部分なんかもあって、お楽しみいただけていたら良いのですが……。滑舌が悪く聞き取りにくかった部分はご寛恕ください。
 沢辺さんとは旧知の仲なので、わりと軽くポンポン話せるんですが、雨宮さんとは今日が初対面だったので、お互いにちょっと固くなってしまった部分があったかも知れません。
 何はともあれ、無事終了いたしましたので、ご来場くださった皆様には、改めて御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

 個展もこれで折り返しポイント。残り一週間、引き続きよろしくお願いいたします。
 最初のプレス・リリースとは異なり、本日15日(日)も、ヴァニラ画廊は12;00〜17:00までオープンしております。ぜひお気軽にお出かけくださいませ!

 さて、本日の写真レポート。
 ……とはいっても、トークショーの間は喋るので手一杯、写真を撮る暇などゴザイマセンでしたので、ショーの模様は、そのうちどこかにアップされるのをお待ちください。

 本日また新たにいただいたお花。大学時代からの親友、藤田せいたろう君から。「日比谷花壇に注文したのに、何故か配送が大阪からだった」そうです(笑)。う〜ん、不思議。
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鉄の驢馬』などのマンガ家、ZINさん。
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「バディ」や「肉体派」で御一緒している、『俺にハニートラップ』などのマンガ家、水樹凱さん。
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「肉体派」で御一緒している、『バチ☆バチ 』などのマンガ家、鬼嶋兵伍さん。
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「バディ」で御一緒している、『ミルク』などのマンガ家、野原くろさん。
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 少女マンガ家の、堂本奈央さん(左)とつづき萌重さん(右)。
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 イラスト、DTP&Webデザイン、写真、FLASHアニメーションなど、幅広く手掛けておられるさん。
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 おたく史研究家、『おたくの起源』などの、吉本たいまつさん。ノンケだけど、腐男子です(笑)。
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 ライターであり、TGサポートサイト「トランスジェンダー・カフェ」運営者でもある、畑野とまとさん。とまとちゃんと会うのは10年ぶりくらいだけど、変わってないな〜。
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 今回トークショーで御一緒した、AVライターの、雨宮まみさん。現在、ポット出版さんのサイトで、エッセイ「セックスをこじらせて」を好調連載中!
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 ゲイ・モデルの、益荒男くん。プライベートで仲良しです(笑)。
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 ポット出版の、大田くん。現在進行中の拙著『日本のゲイ・エロティック・アート vol.3』の担当編集さんです。とゆーわけで、すっとご迷惑をかけっぱなし(笑)。あ、ノンケです(笑)。
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 最後に真打ち、ポット出版の沢辺社長。私とは一緒にフランスにまで行った仲(笑)。思い起こせばこの沢辺さんが、私のかねてからの念願だった、「日本のゲイ・エロティック・アートを体系的に俯瞰し、それを文化史的な視点による再評価し、後世に残せるデータベースとして保存する」という企画にGOサインを出してくれたのが、私自身の人生においても大きな転機となりました。ゲイっぽい見かけのような気もしますが、バリバリのノンケです(笑)。
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今日はパレード&トークショー&お知らせあれこれ

 本日は第7回東京プライドパレードの日。
 そしてヴァニラ画廊のトークショーの日。
 早起きできたら、画廊に行く前にちょっとパレード会場も覗きに行きたいとは思っているんですが、アレコレ用事を片付けていたらもうこんな時間(午前5時)になってしまったので、果たして起きられるかどうか……(笑)。
 パレード会場では、ここでお知らせした、私のチャリティ缶バッヂも販売されています。
 グッズ類の売り上げは、全て貴重なパレード運営資金となりますので、会場においでになった皆様、どうか他のアレコレと併せてお買い上げくださいませ。
 トークショーの方は、銀座のヴァニラ画廊で夕方17:00からのスタートになりますが、予約制ではなく先着順で、それに合わせて個展会場である画廊の営業時間も変更がありますので、こちらに書いた注意事項をご確認のうえ、お越し下さい。
 皆様と会場でお会いできるのを楽しみにしております。
 なお、同じエントリーでご報告したように、最初のアナウンスと異なり、15日(日)も画廊がオープンしていただけることになりました。個展開催期間中のお休みが日曜日しかなくて諦めていたという方は、どうぞこの機会を逃さずお越し下さいませ。

 さて、ご報告が一つ。
 昨日のエントリーでご紹介した、個展のお土産のエクス・リブリス(蔵書票)ですが、来場者数が当初の想定以上に多く、在庫が心許なくなってきたそうです。
 いちおう、本日急遽追加印刷の手配はしましたが、いかんせんお盆期間中のこと、印刷所もお盆休みに入ってしまい、特急仕上げでも増刷分が届くのが19日(木)ということになってしまいそうです。
 最悪、来週頭のどこかで、お土産が品切れになってしまうことも考えられますし、また3種類全てを増刷したわけではないので、どれかが個展終了前までになくなってしまい、「これが欲しい」というご希望に沿えなくなる場合もありますので、なにとぞご了承ください。

 では、恒例の写真レポートをば。

 まず、先日画像をご紹介しそびれた、ライターのよしひろまさみちさんからいただいたお花。
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 お花といえば、初日のレポで紹介した、親友のRが花屋さんに個展のフライヤーを持参して、「この絵のイメージでアレンジメントお願いします」と頼んだいうお花について、その花屋さん(白金の「花猫庵」さん)が、お店のブログに、件の花についての写真や記事をアップしてくださいました。
 こちら。私の個展の紹介も併せてしてくださっていて、ありがたい限りであります。
 Rに聞いたところによると、お店の名前の通り猫がいる花屋さんなんだそうな。なるほど、ブログにも花と一緒に猫もイッパイ。
 花好き&猫好きの方、ぜひ一度お出かけになっては?

 続いて記念写真アレコレ。

 日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス代表にして、かつてはゲイ雑誌編集長、はたまたドラァグ・クイーンとか、或いはポエトリー・リーディングのパフォーマーとか、ホント多彩な顔を持つ、ピンクベアことベアリーヌ・ド・ピンクこと長谷川博史さん。長いお付き合いの間いろいろありましたが(笑)、年長の友人であり、同じ時代を走り抜けてきた大事な戦友でもあります。
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 リーマン時代からの友人、疋ちゃん。専門はSEで、現在は独立。……あ、ノンケです、念のため(笑)。
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 大学時代からの友人、しょーこちゃん。学生時代、よく一緒につるんでいた仲間の1人。こちらもノンケ(笑)。
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 会場にいらしていたお客様2人。
 こんな具合に会場には、男子も女子もゲイもビアンもヘテロも、ホント様々な方がいらっしゃるので、ヘンに敷居が高いとか臆せずに、どうかお気軽にお立ち寄りくださいませ。
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 また、もしこんな感じで「顔出しOKなので、一緒に記念写真をブログにアップされたい!」という方がいらっしゃいましたら(いるのか、そんな人w)、私が会場にいるとき、気軽に声をかけてください(笑)。

個展『WORKS』のお土産について

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 今回の個展では、入場の「お土産」として、この個展用に制作したエクス・リブリス(蔵書票)を用意しました。
 上の写真がそれなんですが、ご覧のように図柄は三種類あります。いちおう「比較的ソフト」「エロ的にややハード」「モロにどエロ」としたつもりでして(笑)、三つのうち一つ、お好みのものを一つ選んでお持ち帰りください。

 一番上/モロにどエロな『野晒し刑』(フランスで発売された限定エスタンプ『七人の侍』から)は、茶色いクラフト紙にスミ一色刷り。
 体毛などの細かい線が、エッチングのようにクッキリ出るように、筆によるオリジナルのドローイングを、Illustratorを使ってパスに変換しています。
 左下/比較的ソフトな『ウィルトゥース』は、暖かい風合いのあるケナフ紙にプリントされています。
 キャラクターはもちろん、ガイウスとクレスケンス。フランス語版単行本用の図柄を再構成したもので、BL系好きの方にオススメかも。
 右下/エロ的にややハードな『侍と河童』(これも『七人の侍』から)は、光沢のある長い繊維が紙の表面にランダムに散っているのが特徴的な、大札紙っぽい和紙様の名刺用紙を使ってみました。
 画面中央上部には、篆文で「蔵書票」の三文字が入っています。

 画廊の受付の方に伺ったところ、『野晒し刑』が一番人気、そこを『侍と河童』が追い上げている模様(笑)。
 因みに、エクス・リブリス(蔵書票)とは何ぞやと申しますと、「この本は○○の所蔵也」ということを証すために、本の見返し等に貼る小さな紙片のことです。日本における「蔵書印」の、ヨーロッパ版といったところ。
 その起源は15世紀頃まで遡ることができるそうですが、木版による素朴なものから、エングレービングによる精巧なもの、美術史上の巨匠の手によるものなど、歴史も種類も豊富。エロティック・アート的な文脈で言うと、フランツ・フォン・バイロスのものなんかが有名。
 というわけで、正規の使い方としては、どこかに自分のサインを書くなり判子を押すなりして、それを自分の所蔵書(田亀源五郎の単行本なんかがベスト・マッチングかとw)の見返しに、ペタリと貼るわけでありますが、もちろんこのまま本には貼らずにとっておいたり、ミニフレームに入れて卓上や壁に飾ったりしてもOK。

個展3日目、写真レポート

 記念写真シリーズ、3日目です。

 ゲイ小説や漫画原作なども色々書かれている小説家、城平海さん。城平ちゃんとも、「ジーメン」創刊時からのお付き合い。木村べん先生の作品管理もなさっているので、『日本のゲイ・エロティック・アート』の時にもお世話になってます。
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 イラストレーター、KeiCHANG。最近は一般のお仕事ばかりで、ゲイ系の絵はごぶさたみたいだけど、けいちゃんのカッコかわいいゲイ絵は好きなので、また描いて欲しいです。
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 アーティストで文筆家でバーのマスター(ママ?)で80年代から日本のゲイ文化を支えてきた立役者でもある、大塚隆史大先輩。
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 私設美術館「ゲイ・アートの家」の、荻崎正広さん。「ゲイ・アートの家」は日本ではおそらく唯一の、新旧様々な日本のゲイ・アートを常設で見られる場所です。
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 マルプデザインの、え〜と、え〜と、お名前なんだっけ…清水さんだったけ…間違えていたらゴメンナサイ! ゲイ業界とは全く関係のない会社でありながら、前に別の展覧会でお仕事を御一緒したのを契機に、今回の個展に関してもブログ等でプッシュしていただき、ありがたい限りであります。
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 BLアンソロ「肉体派」編集の、Sさん。実は初日にいらしていただいていたんですが、写真をアップして良いかどうか伺うのを忘れてしまい、ご紹介が遅れてしまいました。顔出しNGということでしたので、拙作『ウィルトゥース』のクレスケンスの顔をペタリ(笑)。というのも、同単行本の自作解説でも書いているように、同作が生まれたのも、不本意な中断というアクシデントを経ながら、最後は無事完結に完結できたのも、ひとえにこの方のおかげなのです。いわば、クレスケンスの「おかあさん」かも?(笑)
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 大学の同級生で、現在は「office h+」のアートディレクター・デザイナー・イラストレーターの、原田廉太郎さん。廉ちゃんとは大学時代ホントいつもつるんでいて(あ、ノンケよ、念のため)、一緒にヘンなサークル作ったり、互いの家に遊びに行ったりしてた仲(笑)。
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 廉ちゃんからは、最近のイラスト仕事のポストカードを貰ったので、せっかくだからご紹介。見かけによらず(笑)こんなにキュートでポップな絵!
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 それともう一つ、ライターのよしひろまさみちさんからも、新たにお花をいただいたんですが、うっかりして写真を撮るのを忘れてしまいました……。今度また改めてご紹介します。

個展&トークショー最新情報もろもろ+写真レポート

[8月15日(日)も営業決定!]
 当初の予定やプレスリリースでは、ヴァニラ画廊の通常営業形態に併せて、日曜は休みとアナウンスしていましたが、今回の展示に関しては日曜も画廊を開けることが、急遽決定しました。
 というわけで、15日の日曜日も画廊は開いています。ただし営業時間は、12:00〜17:00と平日よりクローズ時間が早くなりますので、ご注意ください。
 自分は15日しか時間が取れないので、個展を見に行くの諦めていたという方、もしいらっしゃいましたら、この機会に是非お越しください。

[トークショーに関するご注意]
 14日(土)開催のトークショーですが、事前予約等はなく、入場は当日の先着順となるそうです。
 椅子席以外に立ち見スペースも用意して、できるだけ入場可能人員を確保する予定ではありますが、いかんせん会場がスペースに限りのある画廊ですので、満員になってしまった場合は、それ以上のご入場はお断りさせていただく可能性があります。確実にご覧になりたいという方は、早めにお越しください。
 また、当日、画廊は12:00から開いていますが、トークショーの設営準備のため、16:10頃にいったん閉めさせていただきます。トークショーを見る予定はなく、展示だけご覧になりたいという方、また、先にゆっくり展示を見てから、トークショーも見るつもりだという方は、16:10以降は会場に入れなくなりますので、ご来場の時間にご注意ください。
 私自身は、当日14:0013:00頃に展示会場に入り、しばらくは画廊にいる予定ですが、15:30頃にトークショーの打ち合わせで席を外してしまいます。それ以降は、トークショー終了時までフリーになる時間がありませんので、ご了解ください。
 トークショーの終了後は、そのまま会場の展示を、営業終了時間までご覧いただけますし、私自身もそのまま会場に留まります。ただ、それがどのくらいの時間がとれるのか、また会場の混雑具合などは、ちょっと当日その場にならないと判らないので、ご了承ください。

[11日の会場写真レポート]
 本日も新たにお祝いのお花をいただきましたので、御礼を兼ねてご披露いたします。どうもありがとうございます!

 AVメーカー、ナチュラル・ハイ会長のとっちんさん&AV女優・プロデューサー・ライターの葵マリーさんから。
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 声優の鈴木安理さんから。
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 続いて、二日目に会場で会えた友人関係との記念写真。
 前回書き忘れましたが、記念写真は全て「どの絵が一番好き?」と聞いて、選んで貰った作品の前で一緒に写真を撮る……という方式をとっています(笑)。

 かつて雑誌「ジーメン」で一緒にマンガを描いていた、巽大悟くん。現在は休筆中ですが、以前の作品をまとめた単行本『ただ今工事中!』が発売中。描くマンガも本人も野郎系。しかしこうやって一緒に並ぶと、二人とも顔のせいか着ている服の柄のせいか、何だか温泉旅行に行ったヤクザの記念写真のような……(笑)。
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 やはり「ジーメン」時代の戦友、デザイナーのケースケ(呼び捨てゴメン)。私の単行本『獲物』『銀の華』『PRIDE』『天守に棲む鬼/軍次』の、カバー・デザインをしてくれた人。『銀の華』だけは自分でダミー・イメージを作って「こんな感じで」とお願いした記憶があるけれど、他は全部「お任せ!」って丸投げにできたくらい、信頼できるデザイナーさん。
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 これまた「ジーメン」時代の戦友、ビデオ担当のまれっと(またまた呼び捨てゴメン)。当時私は、まれを見るとついついからかいたくなっちゃって、今思うと、けっこう無神経に傷つけてたこともあったんじゃないかと、ちと反省しております。
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 AV女優・プロデューサー・ライターの、葵マリーさん。マリーさんとは、つい先日も「バディ」の特集用鼎談でお会いしたばかり。今回は、お花の他にクマのぬいぐるみもいただきました(笑)。
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 AVメーカー、ナチュラル・ハイ会長の、とっちんさん。これまた「バディ」の鼎談でお会いしたばかりだったり。今日はマリーさんの後から花を抱えて入ってきたから、一瞬花屋さんかと思っちゃいました(笑)。
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個展初日、無事終了しました

 昨日からスタートの田亀源五郎個展「WORKS」、初日が無事終了しました。
 開場時間を過ぎてまもなく、最初のお客様がいらして以来、クローズの時間が過ぎるまで、会場内にお客様がいらっしゃらない時間は全くのゼロ。本当に有り難い限りであります。ご来場くださった皆様、改めてありがとうございました。

 今回の個展は入場料があることもあり、出来るだけコンテンツをお楽しみいただけるように、壁面だけでも40点の作品を展示しております。
 デビュー間もない頃「さぶ」誌に掲載されたものから始め、知っている人は知っている『嬲り者』連載完結時に記念で自主製作したイラスト集の原画から、「ジーメン」表紙絵や同誌掲載の『淫画シリーズ』や『朱金昭』再録連載の挿絵、珍しいところでは「薔薇族」で連載した『Bear’s D.N.A』シリーズからの作品まで。
 また壁面展示とは別に、テーブルにクリアファイルを6冊ほど用意して、そちらの方でも200点以上の作品を閲覧できるようにしてあります。
 椅子も用意してありますので、『銀の華』や『君よ知るや南の獄』などマンガの原画、イラスト用の下絵(うち何点かは完成品を壁面展示で見ることができます)、フランスで制作されたエスタンプ用の白描(未着彩の毛筆による線描)、徒然に描いたスケッチなどの他に、『外道の家』単行本カバーイラスト用の下絵と白描を見比べたり、『GOKU』こと『君よ知るや南の獄』仏語版単行本のカバーイラストの原画などを、ゆっくり座ってご覧いただけます。

 さて、お祝いのお花をいくつかいただいたので、せっかくなので画像付きでご披露しませう。

 まず、傑作ゲイマンガ『ミルク』でお馴染み、現在は「バディ」で『下宿のお兄さん』を連載中のマンガ家、野原くろ先生と、ゲイ雑誌やクラブイベントのフライヤー、バンド「体育cuts」のCDジャケなどでお馴染みのイラストレーター、KeiCHANG先生からいただいたお花。
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 マンガ家で、現在『あおばチャンネル』を「バディ」で連載中の、犬義先生。
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 ゲイ雑誌「バディ」編集部さん。
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 BLマンガアンソロジー「肉体派」編集部さんと、長年の友人R(♀)。Rは。花屋さんにこのフライヤーを持参して、「この絵のイメージでアレンジメントお願いします」と頼んだそうで……いつもながらいい度胸だわぁ(笑)。
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 ゲイショップ「BIG GYM」さん。
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 次に、初日に来てくれたお友達関係もちょっとご紹介。

 まずは「さぶ」時代からの盟友、高畠次郎アニキ。じろちゃんと会うのは、下手したら20年ぶりくらいかも。顔出しNG、大きめに修正いれてくれろとのことだったので、リクエスト通りにしたら、何だか不気味なことに……(笑)。
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 初期の「バディ」や「ジーメン」で一緒に頑張っていた、上条毬男くん。マリオちゃんと会うのも、すっごい久しぶり。これまたリクエスト通りに修正入れたら、顔と身体の向きが反対で不気味な結果に(笑)。
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 このブログでも、個展やグループ展などをご紹介している、画家の奥津直道さん。
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 非ゲイ関係で、最近twitterを通じて知己を得た、写真家の松代守弘さん。
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 フランスのジャーナリスト、アニエス・ジアール。アニエスはフランスの個展では毎回オープニングに来てくれているけれど、今回はちょうど日本に長期滞在中だったので、今のところ私の個展のオープニングをコンプリートしている唯一の人物かも(笑)。
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 九段下にある成山画廊の、成山明光さん。拙著『日本のゲイ・エロティック・アート』の編纂時から始まり、色々とお世話になっています。
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 Gold Fingerのちがちゃん。ちがとはホント長〜い付き合い。お互いにまだ若い頃は、一緒に夜遊びしたあとタクシー代を節約しようと、終電後の明け方に乃木坂から渋谷まで歩いたりしました(笑)。
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 最後に嬉しいサプライズ、金子國義先生。もちろん私は初めてお会いしたんですが……もう緊張して、ロクにお話しもできず(笑)。
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 そんなこんなで個展は無事スタートしました。
 皆様、どうかお気軽にお立ち寄りくださいませ!

個展、いよいよ明日が初日です

 ここでお知らせした、銀座ヴァニラ画廊での「田亀源五郎個展 WORKS」、いよいよ明日からスタートです。
 昨日、無事搬入も済ませて、今日は事務的なアレコレを片付けながら、明日の初日に備えるのみ。
 初日は終日会場にいる予定なので、ウィークデイではありますが、お時間のある方は、ぜひオープニングにお越しください。その他の日に関しては、随時twiterで「今日は行きます」とか「今います」とかお知らせする予定なので、御参考に。
 では、明日から二週間、皆様のお越しを心からお待ちしております。

東京プライドパレードの缶バッヂ到着

TokyoPrideCanBadge2010
 8月14日に開催される、第7回東京プライドパレード。(公式サイトはこちら
 今回も、会場で販売されるチャリティ缶バッヂで、ご協力させていただきます。
 この私の缶バッヂは、実際に身につけるにはちょいと度胸がいる図柄ですが(笑)、まあ私の場合、コンセプト優先でデザインっぽいものにしたり、もっと無難でファンシーな絵にするよりも、こういった一目で「田亀!」と判る図柄にした方が、おそらく売り上げという点で貢献できるかと思っての判断です。
 こういったLGBTのようなセクシュアル・マイノリティのプライド・パレードというのは、営利目的で開催されるイベントではなく、また、海外のプライド・パレードとは異なり、日本では一般の企業や地方自治体が後援してくれるということも、あまりありません。
 そんな中で、缶バッヂ等グッズ類の売り上げは、全てパレードの貴重な運営資金になります。パレードに参加される方、パレード見物に行かれる方は、ぜひ、他の方々のイラストやデザインの缶バッヂと併せて、まとめてお買い上げくださいませ。
 実際に身につける用に、他の方のもっとオシャレでカワイイやつを買い、コレクターズ・アイテムやこっそりしまっておく記念品として、私のバッヂも買う……というのが、オススメなチョイスかと(笑)。

ちょっと宣伝、8月9日(月)から、銀座で個展をやります

KotenDMa
 8月9日(月)から、銀座のヴァニラ画廊で個展をします。
 日本国内では、以前小規模な原画展などは何回か行っていますが、本格的な個展をするのは初めて。
 ここのところ猛暑続きで、お出かけも億劫でしょうが、お時間がございましたら、ぜひお出でかけください。
「さぶ」時代の初期作品から出来たてほやほやの新作まで、幅拾いラインナップを揃えてお待ちしております。……夏場に見るには、いささか暑苦しい絵が多いとは思いますけど(笑)。
 また、14日(土)にはトークイベントもありますので、よろしかったらそちらもどうぞ。

田亀源五郎個展「WORKS」
己の感じる男のエロティシズム、フェティシズム、サドマゾヒズムをテーマに、20年以上活躍してきたゲイ作家・田亀源五郎による、日本国内では初となる本格個展。初期作品から最新作まで一挙に展示。既に海外からも高い評価を受けている、パワフルなゲイ・エロスの世界をお愉しみください。
2010年8月9日(月)〜8月21日(土)
入場料/500円・お土産(今回の個展用に制作したオリジナルのエクス・リブリス[Ex Libris 蔵書票]になります)付き
<会場>
ヴァニラ画廊
104-0061 東京都中央区銀座6-10-10 第二蒲田ビル4階
電話/03-5568-1233
http://www.vanilla-gallery.com/
<営業時間>
12:00〜19:00(平日)
12:00〜17:00(土・祝日)
日曜のみ定休
急遽、日曜も営業していただけることになりました!
というわけで、8月15日(日)は12:00〜17:00の営業となります。
<特別トークイベント>
8月14日(土)17:00〜
入場料1,500円
「ゲイアートシーンの現在と未来」×「男と男のエロス」
ゲスト/ポット出版社長 沢辺均・AVライター 雨宮まみ
<田亀源五郎プロフィール>
1964年生まれ。多摩美術大学在学中、ゲイ雑誌や耽美雑誌に別名義による作品を発表しつつ、卒業後の1986年にゲイ雑誌「さぶ」で本格デビュー。以降アート・ディレクターをしながら、マンガ、イラストレーション、小説等を発表、1994年からは専業作家となる。マンガ単行本多数。アーティストとしても、主に海外で個展や企画展などの開催多数。また、過去の日本のゲイ・アートの研究にも取り組んでおり、編纂画集の出版や企画展なども開催。
http://www.tagame.org