ちょっと宣伝」カテゴリーアーカイブ

『親友の親父に雌にされて』完結編掲載&「バディ」最終号発売


 1月21日発売「バディ」3月号に、連載ゲイエロマンガ『親友の親父に雌にされて』掲載です。当初は前中後の全3回予定だったところを、1回延ばしていただき全4回にて無事完結。
 そして以前にもお知らせしていたように、ゲイ雑誌「バディ」はこれが最終号となります。私はマンガ掲載以外にも、インタビューページにも登場。

 日本のゲイ・カルチャーを支える人々という括りで、北丸雄二さん、砂川秀樹さん他、九人のうちの一人として取り上げていただいております。うち自分を除く七人と知り合いだったりしますが(笑)。
 その他の記事も充実した内容で、読み物的にも資料的にも価値は大の最終号。青息吐息で消えていくのではなく、こうした華々しいフィナーレのように幕を引くのが、いかにも「バディ」さんっぽい。カーテンコールがあるともっと嬉しいですけどね(笑)。
 好評につき発売と同時に品薄とも聞いてはおりますが、是非ご入手ください。

 そして、同号掲載の拙作『親友の親父に雌にされて』完結編ですが、これが私のゲイエロマンガが商業媒体に掲載される、最後の作品となる可能性が大です。
 もうかれこれ30年以上、様々な雑誌媒体にゲイエロ作品を発表してきましたが、レギュラー掲載経験のあった定期刊行媒体だけを数えても、「さぶ」「薔薇族」「ジーメン」「SM-Z」「筋肉男」「肉体派」と、時代と共に発表の場は次々と消えていき、ついにこの「バディ」休刊をもって、完全になくなったことになりますので。
 雑誌にはそれぞれ独自の色がありましたが、少なくとも私にとっての作品発表の場としては、「バディ」は特に自由な気風で冒険が許された媒体でした。その最終号までマンガ連載を続けることができ、そしてその最後の連載でも、第1話では16ページかけてチンコ触るだけ、第2&3話でもフェラチオまで、完結編の第4話でようやくアナルセックスまで辿り着きますが、しかしメンタル面ではずっとエロエロ続きのポルノグラフィ……という作劇的なチャレンジができたことは、自分でも満足しています。

 今後、新作ゲイエロ作品の発表は、1枚絵なら個展など(残念ながらこれは海外メインとなり、日本国内での作品発表は難しいと思いますが)、マンガ作品は同人誌など(とりあえず直近なところでは、5月26日開催の野郎フェス2019で新作マンガ同人誌を発表予定)に舞台を移すことになります。
 発表頻度は激減するかも知れませんが、引き続き応援していただければ幸いです。
 そして同時に、現在「月刊アクション」で連載中の一般向け(ゲイ)マンガ『僕らの色彩』(単行本1巻が1月12日に発売されたばかり!)に、これまで以上の応援をお願いいたします!


《Kindle版》 https://amzn.to/2FELknq


《Kindle版》 https://amzn.to/2DquXs9

『僕らの色彩』1巻発売&発売記念サイン会のお知らせ


 現在「月刊アクション」で連載中の、一般向け(ゲイ)マンガ第二弾『僕らの色彩』単行本一巻が発売されます。

 海辺の高校に通う井戸田宙(いとだ そら)は、美術部に所属するゲイの男子高校生。同級生で友人の吉岡健太(よしおか けんた)に片思いしているが、周囲にカミングアウトしていないので、その思いを伝えられずにいる。そんなある日、宙はクラスメートがホモネタの冗談で笑い合っている場に居合わせてしまい、思わず学校を飛び出して海岸で寝ているところに、見知らぬ初老の男性から、「ずっと君のことが好きだった」と声を掛けられて驚く。更に、幼なじみで同じ美術部の中村奈桜(なかむら なお)や、その友人の幡瑞希(はた みずき)も巻き込んで、宙の日常は音を立てて動き出す……。
 といったお話です。

 第一話の試し読みはこちら。
http://webaction.jp/monthly_action/#sakuhin

 前作『弟の夫』では、一般向けゲイマンガというコンセプトの元に、ノンケ男性を主人公にゲイ・イシューを描きましたが、この『僕らの色彩』では一歩進んで、主人公をゲイにして一般向けのマンガを描くという、私にとっても更なる挑戦になります。
 ぜひお買い求め&お読みください!

『僕らの色彩』1巻/紙本
https://www.futabasha.co.jp/book/97845758525540000000?type=1

『僕らの色彩』1巻/電子版
https://www.futabasha.co.jp/book/97845758525540000000?type=2


 いよいよ今週の土曜日、1月12日に『僕らの色彩』1巻が発売されますが、それを記念して1月20日(日)にジュンク堂書店池袋本店にて、サイン会が開催されます。
 対象は『僕らの色彩』1巻をご予約またはご購入いただいた方、先着100名様になります。
 予約受付は昨日(1月7日)にスタート、1月12日から20日まで、店頭にてサイン会用の整理券と引き換えできます。
 詳しくは下記リンク先にてご確認ください。
WEBコミックアクション:『僕らの色彩』1巻(双葉社刊)刊行記念 田亀源五郎先生 サイン会決定!
 それでは、お待ちしております!

『僕らの色彩』第7話掲載&単行本1巻は1月12日発売


 告知が遅くなりましたが、11月25日発売の「月刊アクション」1月号に、一般向け連載マンガ『僕らの色彩』第7話掲載です。
 マスターへのカムアウトと、幼なじみの奈桜へのゲイばれも乗り越え、奇妙なカフェにもすっかり馴染んだ宙。そして常連客になった宙に、マスターはとある提案を持ちかけ……。
 舞台も登場人物も整ったところで、これから新たな展開に向かう、チェンジ・オブ・ペース回です。
 是非お買い上げ&お読みください。

 そして来年1月12日には、いよいよ単行本の第1巻が発売です! 
 表紙周りの作業など、順調に粛々と進行中。先日、カバーデザイン案もあがってきて、とても素敵な仕上がりになりそう。
 お楽しみにお待ちください!

 そして、いささか生臭い話になってしまいますが、一般的に商業マンガの世界では、この単行本1巻の売れ行きが、その先の作品の運命に大きく影響します。
 単行本が売れなかったから、早期打ち切りになってしまったなんていう話は、もう日常茶番時。長編マンガは完結してから一気に読みたいといった気持ちは、正直な話、私も判るんですけれど、結果として作品自体が望まぬ形で終わってしまっては、元も子もありません。
 というわけで一ヶ月後、1巻発売の暁には、速やかにゲットしていただけると、作者としてはとても嬉しいのであります。

 また、単行本発売にあたっての特典ペーパーやサイン会などの情報は、Twitterが一番早いと思います。
 情報を逃したくない方は、私個人のアカウント(https://twitter.com/tagagen)か、双葉社公式の田亀源五郎『弟の夫』『僕らの色彩』最新情報アカウント(https://twitter.com/tagame_futaba)を、フォローよろしくお願いいたします!

・紙雑誌

・Kindle

『日本のゲイ・エロティック・アート Vol.3』12月発売(サイン本受付中)


 お待たせしました、拙編纂画集『日本のゲイ・エロティック・アート Vol.3 ゲイ雑誌の発展と多様化する作家たち』が12月に発売されます。
 前巻『Vol.2』を上梓してから、ずいぶんと間が空いてしまいました。この遅れには様々な事情があったとは言え、その責の多くは私にありますので、ご迷惑をおかけした各位にお詫び申し上げます。

 版元のポット出版で直接予約注文をなさった方には、サイン本をご用意いたしました。先着50名様までとなります。ご希望の方は、下記リンク先にてご注文ください。
日本のゲイ・エロティック・アートVol.3 | ポット出版
 なお、Twitter等での発売情報を受け、サイン本の受付開始以前に既にポット出版でご予約いただいた方々には、別途サイン本希望の確認をとっているとのことです。もし確認が来ていないという方がいらっしゃいましたら、各自お問い合わせください。(サイン本の対象者はポット出版に直接予約注文をなさった方限定です。アマゾン等での予約は対象外ですのでご注意ください)

 ちょっと内容紹介も。まず、目玉は以下三名のアーティストの作品です。

・稲垣征次 Seiji INAGAKI

「薔薇族」に掲載された懐かしの作品や、個展で発表されたオリジナル作品に加え、貴重なアーティスト・インタビュー(聞き手:田亀源五郎)も収録。

・武内条二 George TAKEUCHI

「MLMW(ムルム)」や「アドン」の表紙絵や掲載イラストレーションの他、「プレイゾーン・マップ」折り込みカレンダー用のカラー・イラストレーションも収録。更に付録として、「アドン」に連載された絵物語二本(『派出夫』『下男はつらいよ』)を完全収録。

・髙蔵大介 Daisuke TAKAKURA

「さぶ」掲載のイラストレーション、特に「さぶ野郎放談室」を飾った珠玉のカットの数々を50点以上収録。

・その他、水影鐐司、鈴木節、また『Vol.2』の追補として、遠山実、児夢(GYM)の作品も収録。

・図版総数は170点以上。

 総論「日本のゲイ・エロティック・アート史」では、「ゲイ雑誌全盛期以降のあらたな潮流」と題して、本シリーズに収録したアーティストたち以降、80年代後半から現在に至るまでの流れを、及ばずながら私が解説。
 また序文は、ベルリン・ゲイ・ミュージアム(Schwules Museum)のケヴィン・クラーク博士にお願いしました。
 そして『Vol.1』『Vol.2』同様に、今回も日本語と英語のバイリンガル仕様。本文はすべて日本語・英語併記となっていますので、海外へのお土産や、非日本語話者の研究者にも最適です。

 思い起こせば、私が自分のウェブサイトを立ち上げた2001年から始めた、この日本のゲイ・エロティック・アートの再評価とアーカイブ化、そしてそれを通じて新たな角度から日本のゲイ・カルチャー史を構築しようという試みも、こうして17年越しで無事に完結させることができました。
 自分が好きで始めたこととは言え、ようやく肩の荷を下ろせたような、長い宿題を終えることができたような心持ちです。

 これにて、画集『日本のゲイ・エロティック・アート』シリーズは完結です。
 高額な本ではありますが、他に類本はない貴重なものであることは保証いたします。
 皆さま是非お買い上げください!

11月17日〜12月16日、大阪で「淫画~田亀源五郎 個展」開催(11月17日にトークショーあり)


 11月17日から大阪のコミュニティセンターdistaで、「淫画~田亀源五郎 個展」が開催されます。会期は12月16日まで。
 オープニングの11月17日には、関西ドラァグ界の重鎮、シモーヌ深雪さんとの、ゲイ・エロティック・アートを巡るトークショーもあり。
 dista:11月展覧会のお知らせ【淫画~田亀源五郎 個展】

 ここのところ『弟の夫』絡みの展示が多かったですが、今回はタイトル通りのエロティック・アート展示。
 古くは『嬲り者』完成直後に描いた、プライベート販売用イラスト集『熊狩り』の原画(1994)から、『銀の華』など「バディ」に発表したマンガの生原稿、「G-men」表紙イラストや挿し絵などの原画、海外個展用に制作したオリジナル作品など、アナログ画を中心に20点前後を展示します。

 こういった展示は貴重な機会(特に東京以外では)ですので、興味のある方はお見逃しなく!
 開場日と開場時間をご確認の上、是非ご来場ください。(アダルト作品の展示があるため、申し訳ありませんが、会場内での写真撮影は禁止とさせていただきます)

 また、オープニング日の11月17日(土)には、関西ドラァグ界の重鎮にして日本のゲイ・カルチャーを牽引してきた、シモーヌ深雪さんとのトークショー「ゲイ・エロティック・アートの魅力」もあります。
 私の活動や、日本や海外のゲイ・エロティック・アートについての四方山話を、ディ〜プに濃〜く、そして楽しくお話したいと思っております。
 時間は19:00〜21:00。入場無料、予約不要。当日17:00から先着順にて整理券を配布。(席に限りがあるので、立ち見となる場合があります。ご了承ください)

【淫画~田亀源五郎 個展】
HIV prevention update project U=U PROJECT Exhibition

2018 年11 月17 日 ( 土) – 12 月16 日( 日) 17:00 – 22:00 
木・金・土・日曜日 開館 
※11月30日(金)のみ、イベントのため作品鑑賞がいただけません。

この度、コミュニティセンターdista では、世界中で広がりつつあるHIV との新しい向き合い方を発信するHIV prevention update project U=U PROJECT の一環として、田亀源五郎氏の個展を開催致します。
本展では、日本のゲイ・エロティック・アート史を90 年代より牽引し、近年は、漫画「弟の夫」がドラマ化されるなど幅広い層より支持がある、田亀源五郎氏を迎え、特にハードなエロや、体毛まで細やかに描かれる「熊系」男性ヌードの作品群に囲まれる衝撃的な鑑賞体験を創出します。
さらに、オープニングには、シモーヌ深雪氏を聞き手にトークショウを実施。
魅惑のゲイ・エロティック・アートの世界を皆様にお届けします。
この機会に是非ご来場ください。

【トークショウ「ゲイ・エロティック・アートの魅力」】
11月17日(土)19:00 – 21:00
出 演:田亀源五郎 (マンガ家/ゲイ・エロティック・アーティスト)
聞き手:シモーヌ深雪 ( Drag Queen/シャンソン歌手 )
※入場無料、予約不要ですが、当日17:00 より先着順にて整理券を発行致します。
※席に限りがあり、立ち見となる場合がございます。予めご了承ください。

田亀源五郎 | マンガ家 / ゲイ・エロティック・アーティスト
1964年生まれ。多摩美術大学グラフィック・デザイン科卒業。80年代中頃からゲイ雑誌「さぶ」「バディ」「ジーメン」等でマンガ、イラストレーション、小説を発表。代表作『銀の華』『君よ知るや南の獄』など。2014年に一般誌にも進出、マンガ『弟の夫』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、日本漫画家協会賞優秀賞、米アイズナー賞最優秀アジア作品賞を受賞。パリ、ベルリン、ニューヨーク等で個展を多数開催。現在、一般向けマンガ『僕らの色彩』を「月刊アクション」で、ゲイ向けアダルトマンガを「バディ」で連載中。
【web】http://www.tagame.org/ 【twitter】@tagagen

シモーヌ深雪 | Drag Queen / シャンソン歌手

怪奇と官能と愛の不毛をこよなく愛するシャンソン歌手/Drag Queen。1988年デビュー。関西を中心に、全国のライブハウスやクラブで活動を展開する、日本のアンダーグラウンドシーンを代表するパフォーマーのひとり。また、映画や音楽、アート、フェティッシュに関するコラムの執筆や、様々なゲストとのライブトークなども勢力的に行う。京都METROにて「DIAMONDS ARE FOREVER」をDJ LaLa(山中透)と共にオーガナイズ。他に、CAMP -midnight Movies-、宝塚パリ祭などに出演。CD:「美と犯罪」、「血と薔薇」ほか。【web】https://www.metro.ne.jp/diamonds-are-forever

|HIV prevention update project U=U PROJECT について|
コミュニティセンターdista/MASH大阪では、世界中で広がりつつあるHIV との新たな向き合い方「U=U(Undetectable=Untransmittable):検出限界以下= ほぼ感染しない」を、コミュニティセンターを拠点としたリアリティあるメッセージに置き換え発信する、予防啓発プログラムを2018 年11 月より始動します。

【会場】コミュニティセンターdista 開館日:木~日曜 17:00 – 22:00
大阪市北区堂山町11-2 堂山山よしビル4F
Mail:office@mash-osaka.com Tel&Fax:06-6361-9300 URL:https://dista.osaka/

新刊情報〜米MASSIVEから画集『Gengoroh Tagame Sketchbook』発売


 米MASSIVEから画集『Gengoroh Tagame Sketchbook』が発売されました。
 内容は、過去に野郎フェスで出した、スケッチや下絵、モノクロイラストなどをまとめた同人誌2冊(『Dessins』と『Black & White』、どちらも完売)を1冊にコンパイルして、北米向けに再編集(ショタ系の絵と、北米メディア向けに描いた絵を抜いて、代わりに新規作品を何点か追加)したもの。またアメリカでの出版なので、つまり無修正版。
 本のサイズはB5版(週刊誌サイズ)、ソフトカバー、全80ページ。ブック・デザインはチップ・キッド。

 個人輸入という形になりますが、MASSIVEのウェブストアで販売中です。
https://massive-goods.com/products/gengoroh-tagame-sketchbook

 国内販売情報。
 東京、中野ブロードウェイ内の書店タコシェさんでお取り扱い中。通信販売あります。
タコシェ:田亀源五郎「GENGOROH TAGAME SKETCHBOOK」

【内容見本】
(ブログ掲載用に、画像は一部モザイク処理してあります)

『親友の親父に雌にされて』(中編)掲載です


 10月20日発売の「バディ」12月号に、ゲイエロマンガ『親友(ダチ)の親父(オヤジ)に雌(メス)にされて』(中編)掲載です。
 前編に引き続き今回も、プレイ内容的には派手ではないことを、羞恥系のメンタル責めをメインに、じっくりネッチリやっています。
 読んで字の如くのタイトルにグッとくる方、羞恥責めが好きな方、メンタルにクるエロがお好きな方は、抜きたい夜のオカズにバッチリだと思うので、是非お読み下さい。

『僕らの色彩』第6話掲載です


 9月25日発売の「月刊アクション」11月号に、一般向けマンガ連載『僕らの色彩』第6話「A Fine and Private Place」掲載です。

 内容は、カムアウトとゲイばれと女友達について。ゲイ男子高校生の日々の悶々を、爽やかに描いております。
 今回はけっこう奈桜回。奈桜ファン(いるのか?いて欲しいんだけど)はお見逃しなく。
 奈桜は第一話のネームをきったときから、「あ、この子よく動く!」という手応えだったので、いよいよ本領発揮?

 面白いので、是非お買い求め&お読みくださいませ。
 そして10月に海外出張が入った関係で、申し訳ありませんが、次回はまた一回お休みさせていただきます。

Kindle版もございます。

肉体美エッセイ2本、ミケランジェロとルーベンス

 ちょっと変わったお仕事を、二つ続けてやりました。

 一つめ。8月25日発売の「芸術新潮」9月号に、現在上野の西洋美術館で開催されている展覧会「ミケランジェロと理想の身体」(6/19〜9/24)に基づいた、「理想の肉体と男性美」というエッセイを書かせていただきました。
 ミケランジェロの《ダヴィデ=アポロ》を軸に、同展に出品されているジャンボローニャやヴィンツェンツォ・デ・ロッシの男性裸像について、古代ギリシャ彫刻なんかと絡めながら、好き勝手に語らせていただいております。また、描きおろしのイラストエッセイ(カラー)も掲載。
 アート好きの方、メールヌード好きの方、是非お買い上げ&お読み下さい。


 二つめ。10/16からやはり上野の西洋美術館で始まる「ルーベンス展」に関連して、公式サイトの企画「『ルーベンス展』開幕記念 リレーコラム」で、「漫画家・田亀源五郎が読み解く、ルーベンスの肉体美」というコラムを書かせていただきました。
 こちらも同展に出品されるルーベンスの絵画を何点かピックアップして、そこに描かれた肉体の魅力について、これまた好き勝手に語らせていただいております。
 既にWebで公開中ですので、お時間のあるときにでも是非およみくださいませ。
「ルーベンス展」開幕記念 リレーコラム 漫画家・田亀源五郎が読み解く、ルーベンスの肉体美

 というわけで期せずして、西洋古典美術の巨匠たちの作品について、男性の肉体美という視点から語るという、ちょっと珍しい系統のお仕事を、二本ほぼ同時にやらせていただきました。なんて夏でしょ(笑)。
 まぁ自分のところにこういったお話が来るというのは、もちろんとても嬉しいのですが(何たってア〜タ、ミケランジェロとルーベンスときたら、どっちも我がヰタ・セクスアリスですからね)、それと同時に、男性の肉体が美的な鑑賞対象になるということが、サブカル的な文脈ではなく、オーセンティックな美術展でも行われるようになったというのが、日本社会の良い方向への変化が伺われるようで嬉しいですね。
 これからもこういった傾向がどんどん進んで、ヨーロッパやアメリカで見られるようなメールヌード展やゲイアート/クィアアート展が、いつか日本でも見られるようになることを期待しております。

『僕らの色彩』第5話掲載です


 8月25日発売の「月刊アクション」10月号に、一般向け連載マンガ『僕らの色彩』第5話「呼吸」掲載です。
 ゲイであることをオープンにできないために悶々を溜め込んだ宙(そら)。そして生まれて初めて出会う他のゲイの人。更にカミングアウトにゲイばれに……ときて、宙はもう「あー、なんかもう、頭ぐちゃぐちゃ」

 というわけで、どんどん面白くなってきている(はず)なので、是非お買い上げ&お読みくださいませ。高校生ゲイ男子の、悶々やヒリヒリ混じりの日常を、爽やかに描いております!

『僕らの色彩』第1話の試し読みは、こちらから→ http://webaction.jp/monthly_action/