『慕情』サントラ

bojo_ost
『慕情/オリジナル・サウンド・トラック』アルフレッド・ニューマン
“Love Is A Many Splendored Thing (OST)” Alfred Newman
輸入盤CD
主題歌は既にスタンダード・ナンバーになっている『慕情』ですが、レコ屋のPOPに「実は過去レコードになったことがなく、今回が初」とあって、ビックリです。ホント?
まあ、有名な主題歌はもちろん良いのですが(それでも当時は、プッチーニの『ある晴れた日に』の盗作じゃないかなんて話も出たと聞いたことがありますが)、何といっても香港を舞台にした映画ですんで、いかにもらしげなエキゾ風味が全編に漂っていて、加えてちょっとラウンジなムードもあったりして、マーティン・デニーとかレス・バクスターとかが大好きな私としては、思わずニヤニヤ頬がゆるみっぱなしです。4トラック目の”The Moon Festival”とか、9トラック目の”Chung King”とか、17トラック目の”The Fortune Teller”なんて、まんまエキゾチカ。かと思えば、ロマンチックなチューンは流麗なストリングスで、これまたこのうえなく甘美に盛り上げてくれて、いやぁ、満足、満足。聴いてると、ちょっと悲恋がしたくなります。(ウソ)
ただ一つ難点が。値段が高い。確か3500円くらいした。
…まあ、2000枚プレスの限定盤じゃあ、しかたないか。