『日本のゲイ・エロティック・アート vol.2』の刊行を記念して、11月23日(木曜・祝日)に渋谷にあるアップリンク・ファクトリーさんで、イベントが開催されることになりました。
イベントの内容は、原画展、トークショー、フィルム上映の三部になります。
原画展はもちろん、『日本のゲイ・エロティック・アート vol.2』に収録された、長谷川サダオ、林月光(石原豪人)、木村べん、児夢(GYM)、遠山実、倉本彪の、貴重で美麗な原画を展示。印刷物では味わえない、生の迫力を味わえる、またとないチャンスです。入場無料。
トークショーは、日本の現代美術を代表するアーティストである村上隆さんと、わたくし田亀源五郎の取り合わせでお送りいたします。どんなお話が飛び出しますか、私自身も今から楽しみです。……ちょっと緊張もしてますが(笑)。入場料は1000円。
フィルム上映は、日本のゲイ・ポルノ映画の黎明期である80年代の作品から一本、アメリカのゲイ・ポルノ映画の黄金期である70年代の作品から一本、そして、ゲイ・エロティック・アーティストのプライベート・フィルムということで、私自身の映像作品の、計三本をデジタル上映します。
日米ゲイ・ポルノ映画は、まだ選考段階で上映作の最終決定はしていませんが、昨今のゲイAVとは、ひと味もふた味も違うヴィンテージ・ポルノ映画になるはずです。どうぞお楽しみに。……あ、でもお願いだから、会場でハッテンはしないでね(笑)。
私の作品は、趣味で制作してウェブ上で公開している3DCGアニメーションの"Desert Dungeon"です。既に公開終了しているパートはもちろん、未公開新作部分も含めたロング・バージョン。でっかいスクリーンで見られるのは、ひょっとして最初で最後のチャンスかも(笑)。
入場料は一本につき400円。
より詳しい情報は、ポット出版のサイトでどうぞ。
トークショー及びフィルム上映は、先着順で各回定員70名になりますが、11/1から同サイトで予約の受付もスタートするそうです。
で、昨日はポット出版さんとアップリンクさんを交えて、上映するフィルムの選考会をしてきました。入手が間に合わなかったものもあり、まだ完全決定には至りませんでしたが、大まかなアウトラインと候補は絞ることができて、一安心。
今回は残念ながら上映を見送ることにしたフィルムの中にも、佳品あり珍作ありの充実したラインナップでした。まさか、日本のゲイ・ポルノ映画で、パゾリーニのパロディ(それも、すご〜くマニアックな内容)にお目にかかるとは……(笑)。
そんなこんなで面白かったんですが、とはいえさすがに、ゲイ・ポルノ映画を続けて何本も見たら、流石に疲れました(笑)。しかも、男女入り交じってゲイ・ポルノ映画鑑賞って……何だか貴重な体験をしてしまったような気もしますが、でも、イベント当日はそれが70人規模になるんですね。楽しみ(笑)。
かくの如き斬新な(?)イベントですので、性別もセクシュアリティも関係なく、皆様、どうぞふるってご参加ください。
もちろん私も、当日は一日中会場に詰める予定です。特にサイン会等の時間は設けませんが、ご希望の方は、私本人かスタッフに、お気軽にお声をお掛けくださいませ。