3月31日に、マンガ単行本『外道の家』の下巻が発売されました。執筆に七年間を費やした、呪われた旧家を巡る一大男色大河ロマン、ここにいよいよ大団円を迎えます。
上巻、中巻と同様に、雑誌コードでの発売となりますので、流通に制限があります。書店でお見かけの際は、早めのご購入をお勧めします。月刊バディ5月号増刊という扱いなので、一般的なマンガ単行本などとは異なり、所定の期日が過ぎますと店頭から撤去されてしまいますので。
残念ながら、ネット書店での取り扱いも、ほとんどないと思われます。通販をお考えの方は、版元バディさんの、バディージェーピィ/ビージェイストアや、あとはRAINBOW SHOPPERSさんとか、BIG GYMさんとかいったゲイショップをご利用ください。ゲイショップに抵抗のある方は、サブカル系書店タコシェさんにも、近々入荷すると思います(注/タコシェさんでは、在庫切れになるとカタログから商品が消えてしまいますが、そんなときはまた日を改めて、後日再アクセスしてみてください)。
さて、この下巻ですが、豪華ゲストによる原稿も同時収録されています。
まず、ゲストコメントで、児雷也先生と藤本郷先生が、描きおろしのイラスト付きで、それぞれ1ページずつ寄稿してくださっています。この、ゲイ雑誌でも見られない超豪華カップリング、お見逃しのなきように。それにしても、両御大に自キャラを描いていただけるとは、私としても作家冥利に尽きる嬉しさ。お二方とも、ありがとうございました!
更に、解説文を書いてくださったのが、ライター、原作、評論、復刻などで、マンガ業界を中心に幅広く活躍していらっしゃる、「漫ぶらぁ〜」こと大西祥平さん。書籍『マンガ地獄変』や『官能劇画大全シリーズ』あたりで、初めてお仕事を拝見して以来、個人的に深くリスペクトしている方です。今回、「単行本に解説を」という編集氏からの提案を受け、でしたら是非、と、無理を承知でお願いしたところ、快くお引き受けいただき、これまた作家冥利に尽きる嬉しさです。ありがとうございました!
ってな具合で、豪華ゲスト寄稿付きの、この最終巻、どうぞお買い逃しなきように! あ、因みに私自身もアッサリとですが、あとがきなんぞを書いています(笑)。
さて、昨年来から続いた単行本発売ラッシュも、これで一段落。一年間で七冊も単行本が出るなんて、今まで全くなかったことなので、正直かなりテンテコマイでした。
しかし、これで過去のストックはほぼ出し尽くしたので、仮に次の単行本が出るとしても、それはだいぶ先になるかと思います。でも、懸案だった長編連載の原稿は、既に絶版になっているものも含めて、これで全て単行本化できました。応援してくださった皆様には、深く感謝の意を捧げます。
とりあえず次は、『バディ』さんと『肉体派』さんに、それぞれ読み切りが載る予定です。時期が来ましたら、このBlogでもお知らせしますので、またお楽しみいただければと思います。