つれづれ

 先日、ナルニア映画第二弾『カスピアン王子の角笛』を鑑賞。前作で感じた「原作に忠実であるがゆえの物足りない感」がかなり解消されていて、なかなか楽しめる出来でした。さて、次の『朝びらき丸』では、監督の交代が吉と出るか凶と出るか。
 DVDは、岡本喜八の「暗黒街BOX」と、近所のTSUTAYAで三枚三千円になってた廉価版の「ヒッチコック劇場」をまとめ買いしたので、それぞれ交互に鑑賞中。
 音楽は、エジプト国立アスワン民族芸能団の来日公演を見に行きました。大好きなヌビア音楽と、素朴で陽気で、でも迫力もタップリな踊りを、存分に楽しめて大満足。あ〜、またエジプトに行きたくなった(笑)。
 CDは、旧譜を引っ張り出して聴き直してばかりで、これといって目新しいものは入手していませんが、自作の方は、友達に頼まれてアレンジをやったり、MIX違いを試したり、その流れでもう一曲作ったり、あれこれと。
 本は、ポット出版さんから『英語で新宿二丁目を紹介する本』をいただきました。著者は森村明生さんことエスムラルダさん、監修が松沢呉一さんと、個人的にご縁浅からずの方々。
 語学専門出版社、語研さんとのコラボレーション企画だそうで、来日したアメリカ人に日本人が新宿二丁目を案内するという設定で、英会話と日本語会話が併記されています。
 英会話云々は関係なく日本語の部分だけ読んでも、新宿二丁目の概要を知るための入門書的にも役立つのが面白いです。かつての赤線の建物が残っているあたりの話とか、ぜんぜん知らなかったので、読んでいて「へぇ〜」と感心してしまいました。
 マンガは、復刻版の『ライオンブックス』全二巻と『描きかえられた「鉄腕アトム」』で、プチ手塚フェア状態。前者は美麗でカッコイイ表紙絵の数々を大判カラーで楽しめるのが最高、後者は文字通り重箱の隅をつつくような内容の細かさにビックリの労著。
 画集は、超絶技巧ペン画のマエストロ、“Franklin Booth: Painter With a Pen”“Joseph Clement Coll: A Legacy in Line”を、それぞれ購入。正確無比な描線でカッチリと硬質な画面を描くフランクリン・ブースと、躍動する描線と大胆な明暗法で勢いのある画面を作るジョセフ・クレメント・コール、作風は好対照ですが、いずれも溜め息が出るような「匠の技」を堪能できます。
 そうそう、本と言えば、昨年の11月末に出た拙著『外道の家(上巻)』ですが、今月号の「バディ」で在庫稀少になっていたところ、さっきネットで確認したら、既に版元では在庫切れになっていました。
 増刷等の話は来ていないので、おそらく残るは店頭在庫だけのようです。ゲイショップのネット通販でも、既に売り切れになっているところがあるので、お買い求めはお早めに。
 お絵描きの方は、仕事の合間に、例によってラクガキをちょこまかと。先月中頃から、本家サイトの方でパスワード制のスケッチ・ブログを始めたので、そのうちそっちにアップするつもり。
 ああ、お絵描きとは違うけど、これまた友人に頼まれて、久々にグラフィック・デザイナーもやりました。公演のフライヤーやプログラムで、ゲイでもなけりゃエロでもない内容。しかし、Illustratorを立ち上げるのって、ホントたま〜にしかないんで、いっつも作業開始時には、使い方を忘れちゃっていて困ります(笑)。特にショートカットは、もうぜんぜん覚えられない(笑)。
 あと、今月は何だか海外からのお客様が多くて、フランス人、シンガポール人、イタリア人と、続けざまにお会いしました。その他にもメールで、アメリカ、スペイン、オーストラリアから問い合わせが。
 こういったあれこれが、また何か新しい面白いことに繋がればいいな〜、などと期待しております(笑)。
 海外と言えば、前回のエントリーでMidoriさんの写真を載せたら、それを見たアメリカの2004年度ミスター・レザー・ベアー(前にファンメールを戴いて以来、何度かメールをやりとりしている方です)が、「自分もMidoriとセッションしたことがあるんだよ〜」と、Midoriさんが撮った彼のボンデージ写真を送ってきてくれました。
 ふふふ、こーゆーのは役得ですな(笑)。