今年の夏に、スペインはバルセロナのギャラリーが企画するイベント&展覧会に、作品を10点ほど出品します。
8月1日から7日まで、バルセロナでLOVEBALLという、ヨーロッパ最大規模級(だそうです)のゲイ・イベントが開催されるんだそうですが、その時期に併せて、同市のアート・スペースARTZ21が企画開催するLove Pryde Showというイベント&展覧会に、私もオファーを受けて招聘参加することになりました。
もっとも、スペインに行くのは作品のみで、残念ながら私自身は日本でお留守番(笑)。イベントは楽しそうだし、行ってみたいけど、急なことだったし、バルセロナには二回行ったことがあるので、今回はまあいいか、と、渡西は見送りました。
イベントの方はクラブ・イベントで、8月1日の夜に開催。私の作品がどのように使われるのかは判りませんが、おそらくプロジェクター投影とかじゃないかと。プレスシートには「我々はファニーでゴージャスでアヴァンギャルドな、世界の挑戦的なアーティストを紹介します」とか書いてあるので、おそらく日本で言うと「デパートメントH」みたいなイベントではないかと、勝手に想像しております。
展覧会の方は、同市内にあるARTZ21のギャラリーで、LOVEBALL開催期間中から9月末まで、2ヶ月間の開催予定。こちらは普通に、作品の展示と販売。私を含めて6作家の展示らしいですが、ARTZ21のサイトで参加作家の作品を見ると……むむ、けっこう皆さんコンテンポラリー・アートしている感じで、私は浮いているような……。まあ、あちらがいいって言うんだから、そーゆーことはあんまり気にしないようにしよう(笑)。
話がきてから時間があまりなかったことと、個展ではないということもあって、出品作は全て旧作から。スペインでの展示は初めてなので、反応を見るという意味からも、色々なタイプの作品を混ぜたサンプラー的なラインナップにしてみました。実は、このギャラリーからは、秋に開催予定のもう一つの企画展にも出品を頼まれているので、今回の結果をそれ用の傾向と対策にもするつもり。
また、純粋な新作ではありませんが、この企画展用に、新たに限定のオリジナル・プリントを3種ほど作ってみました。いずれも既に発表済みの作品ではありますが、プリント用にちょこちょこ加筆したりアレンジしたり、プリントも和紙に出力してから落款を手押ししてみたり……と、けっこう楽しみながら凝ってみました(笑)。
というわけで、8月と9月にバルセロナに行かれる予定がおありの方、ガウディのついでにちょっと寄り道して、この企画展にお立ち寄りいただけると嬉しいです。