最近お気に入りのCD

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“Meek Warrior” Akron/Family
 Larkin Grimmが気に入ったので、フリー・フォーク周辺を漁っているうちに見つけた一枚。
 音的には、完全に60’s〜70’sのサイケデリック音楽のテイスト。基本は、アコースティック・ギターをメインにした美麗メロディーに、ゆる〜い男声ヴォーカルが乗るアシッド・フォーク風のものが多いが、中には、パーカッションやギターノイズなどによるインプロヴィゼーションが繰り広げられるといった、サイケデリック・ロック風もあり。メンバーのルックスも、ヒッピーとかナチュラリスト風です。
 一番のお気に入りは、前述のアシッド・フォーク風で始まり、そこにウィンド・インストゥルメンツやドローン的なホーンが加わり、更にエスニックなテイストも感じさせながら、ダウナーでトランシーなインプロが延々と展開される4曲目”No Space In This Realm”。これは、かな〜りキモチイイ。バンドのMySpaceでフルコーラス聴けますので、よろしかったらお試しあれ。
“Meek Warrior” Akron/Family (amazon.co.jp)

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“Sun Giant” Fleet Foxes
 これも、フリー・フォーク周辺で見つけたグループ。これまた、60’s〜70’sっぽいテイストが濃厚で、メンバーのルックスも、やっぱ長髪+ヒゲという、その時代風。
 様々な楽器を使った、良く練られて繊細なアンサンブルは、何となくPearls Before Swineとかを連想させるせいか、アシッド・フォーク風ではありますが、エバー・グリーン・ポップといった感じのメロディアスな曲を、優しいコーラス・ワークで聴かせてくれるあたりには、The Beach Boysみたいなメジャー感もあり。かと思えば、トラッド風の香りもちょっとあったりして、全体的に、基本的な雰囲気は陽性なんだけど、同時にその中に湿った翳りも感じさせるのが、かなりヨロシイ。トランス感はなし。
 一番のお気に入りは、牧歌的な雰囲気に程よくタイトさが加わった3曲目”English House”。これまたMySpaceでフルコーラス聴けるのでオススメ。あと、このEPには収録されていない曲ですが、同じページで見られる、人形アニメーションによる”White Winter Hymnal”という曲のPVも良いですよ。
“Sun Giant” Fleet Foxes (amazon.co.jp)

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“Venus Vina Musica” Corvus Corax
 え〜、ジャンルはガラリと変わります。いちおう、フォーク・メタルとかメディーバル・メタルとかいうジャンルに、分類されてることが多いみたいなんですが、それに関しては後述。
 興味を持ったきっかけは、グループのルックスでした。パンクかゴスかといったヘアスタイルやメイクをした半裸の男どもが、古楽器や民族楽器(バグパイプやらハーディ・ガーディとか)を持っている写真を見て、「うわ、何じゃこりゃ」と思って聴いてみたのがきっかけ。具体的には、これをご覧あれ(笑)。
 ルックスは完全にイロモノっぽいんですけど、音の方は意外としっかりとした古楽です。ただ、古楽を貴族的や教会的にではなく、それを大衆的な土俗性という視点で解釈して演奏している。
 というわけで、はっきり言って音的には、メタルはおろかロックでもない。しかし、解釈や演奏姿勢がロック的。ロックというスタイルの中に古楽を取り入れるのではなく、また、古楽を電気楽器で演奏するのではなく、古楽を古楽器を使いながらロック的に演奏している。これは、かなり面白いしカッコイイ。最近一番のヘビー・ローテーションです。
 というわけで、後期のDead Can Danceとかが好きな方には、もちろんオススメなんですけれど(あ、平沢進が好きな方とか、シアトリカルなプログレ好きにもいいかも)、デヴィッド・マンロウやグレゴリオ・パニアグアなんかがお好きな方にも、それらと比較しながら、再現としての古楽ではなく再生としての古楽とか、或いは古楽のトライバル的な側面といった感じで聴かれると、面白いかも知れません。
 個人的には、幻想としてのゴシックっぽい音楽は好きなんだけど、耽美性や大仰さが前面に出すぎるものは苦手だし、かといってシンフォ系プログレやメタル系の様式美も苦手だし……ってなところに、上手い具合にハマってくれた理想的な「マッチョ・ゴシック」、ってな感じでした(笑)。
 とりあえず、このアルバムの収録曲はないんですけどLast.fmで試聴していただければ、全体の雰囲気は掴めると思います。
“Venus Vina Musica” Corvus Corax(amazon.co.jp)
 因みに、ステキなジャケット(笑)なベスト盤も出ていますが、選曲が、ちょっとロック的に聴きやすいものに偏っている節があるので、古楽的な興味で聴くのなら、ベストではなくアルバム単位のほうがいいと思います。

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“Mongol (O.S.T.)” Tuomas Kantelinen
 前にここで、「サントラ買う気満々で映画館を出たんですが……残念、出てないのね」と書いた、映画『モンゴル』のサントラ盤、無事に外国盤で出たのでゲット。
 が、下調べをを怠ったため、曲数が少ないのに気付かず、アメリカ盤を買ってしまった……。リンク先のイギリス盤を買い直すかどうか、思案中(笑)。
“Mongol (O.S.T.)” Tuomas Kantelinen (amazon.co.jp)