カートゥーン調のデフォルメでラクガキをしていたら、興が乗ってきたので、彩色してみることにしました。
ボールペンで描いたラクガキを、スキャンしてPCに取り込み、表示を薄くして下絵にします。
下絵をPainterで開き、新規レイヤーを作成します。そこにテキトーな色で、肌からペン入れしていきます。ツールは「先丸ペン10」を使用。
肌のペン入れが終わったら、再度新規レイヤーを作成して、髪・ヒゲ・眉毛・体毛のペン入れ。終わったら、また新規レイヤーを作成して、今度は目をペン入れ。
こんな調子で、一つのパーツにつきレイヤーを一つずつ使って、ペン入れしていきます。作業上の判りやすさ優先で、それぞれの色を決めているので、こんなギンギラギンの色遣いになりました(笑)。
全部ペン入れできたら、PSDで保存してPainterを終了。
ペン入れした画像をPhotoshopで開き、まず全体のシルエットのマスクを作ります。シンプルな線画だったので、背景部分を自動選択し、それを3ピクセルほど拡張してから、選択範囲を反転させるだけで済みました。
線画と背景の間に新規レイヤーを作成し、そこにさっきのマスクを使って、シルエット全体を肌色でベタ塗りします。とりあえずテキトーな色で塗りつぶしてから、「イメージ>色調補正>色相・彩度」で調整すると楽。
肌の色が決まったら、肌の線画レイヤーを選択して、やはり「イメージ>色調補正>色相・彩度」を使って、線画の色を肌の色に合ったものに変えます。
次に、肌の色レイヤーの上に、髪・ヒゲ・眉の彩色用の新規レイヤーを作成し、パスで選択範囲をとって塗りつぶします。カートゥーンのイメージなので、金髪っぽく黄色にしてみました。色が決まったら、それに合わせて線画の色も変更。
同じ手順で、白目、黒目、乳首と、着色していきます。
全体の着色が終わったら、こんな感じに。昔のアメコミのヒーローっぽい配色にしてみました。
黄色のパーツに、ゴールドをイメージした「照り」を入れてみます。黄色パーツの色レイヤーの上に、乗算モードで新規レイヤーを作成し、エアブラシツールでシャドウを入れます。
次に、一番上にスクリーンモードで新規レイヤーを作成し、やはりエアブラシでハイライトを入れます。何で一番上かというと、ハイライトは黄色のパーツの線画にも乗せたいので。
ちょっと画面が淋しいので、シャドウも入れます。
一番上に乗算モードで新規レイヤーを作成し、彩度の低い薄紫色で、全体にまとめてシャドウを入れます。パスで形をとって塗りつぶし、ガウスぼかしでボケ足を作ってから、不要な部分を消しただけという簡単手法(笑)。
これで終わり。
狙い通りカートゥーンっぽくなったかな?
因みに、色替えも簡単です(笑)。