過日、『日本のゲイ・エロティック・アート vol.3』の刊行に向けて、ネットを通じて皆様にご協力をお願いいたしました、武内条二先生のイラストレーションが掲載されている、雑誌のバックナンバー等の収集の件について、ご報告いたします。
2009年2月12日、ポット出版にて、皆様がお送りいただいた資料の数々を、取り纏め整理しましたところ、『日本のゲイ・エロティック・アート』シリーズで武内先生の画業をご紹介するにあたって、その編集に既に充分な量が集まっているという、喜ばしい結論に達しました。
ご協力いただいた皆様、ひとまずこの場を借りて、あつく御礼申し上げます。
また、ホームページやブログ等で、呼びかけにご協力くださった皆様も、本当にありがとうございました。
おかげさまで、『アドンと』『ムルム』の各新旧のバックナンバーはもとより、『全国プレイゾーンイラストマップ』掲載のカットおよび折り込みピンナップ、更には、最初期の『薔薇族』掲載作の切り抜きや、非ゲイメディアでのお仕事にいたるまで、当初の予想を遥かに上回るスピードで、量も質も充実した、貴重な資料を集めることができました。
実際の出版時期に関しては、これからまだまだ作業が山積みであり、いついつにすぐ出せるとは申し上げられないのが心苦しいのですが、どうか気長にお待ちいただけるよう、お願いいたします。
今後のおおまかな流れを説明いたしますと、まず、他の収録予定の先生方の作品を集め、掲載作品のセレクト、解説文のための取材、執筆、翻訳、最終的な編集、といった作業を経て、ようやく出版ということになります。
これらの作業工程のうち、実務や事務的なことなど、スタッフに助けてもらえる部分以外は、全体の構成からテキストの執筆など、主な作業は全て私一人で、それも、マンガ連載やイラストレーションの仕事の合間を縫ってやらなければなりません。正直なところ、かなりのオーバーワークを覚悟しなければならず、遅れが出ないと言い切る自信はありません。
しかし、出来る限りの努力はいたしますし、いざ出版された暁には、既刊の二冊同様、待った価値はあると思えるような、芸術的にも資料的にも充実した内容に、きっといたします。
どうか皆様、それまでいましばらくお待ち下さい。
それでは、繰り返しになりますが、ご協力本当にありがとうございました。