ちょっと宣伝、仏語版『君よ知るや南の獄』第二巻発売されました

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 フランスの出版社H&Oから、フランス語版マンガ単行本『君よ知るや南の獄』第二巻こと、”Goku – L’île aux prisonniers” vol.2が発売されました。
 いちおう、事前に6月22日発売予定と聞いていまして、今日、フランスから本の現物も届いたところをみると、どうやら今回は予定通りにいったようなので、一安心……っつーのも、第一巻のときが予定より一ヶ月遅れたもんですから。
 ただまあ、配本の遅れなんかはあるみたくて、先日、別のブログでフランスのファンから、「発売日にパリの本屋(私がサイン会をやったとこ)に行ったのに、まだ入荷してなかったよ〜」、ってなコメントを貰っちゃいましたけど(笑)。
 一巻の表紙は、椿中尉とハワード少佐とスコット軍曹のスリーショットでしたが、二巻はご覧の通り、椿中尉と曾根崎上等兵と鬼頭一等兵(って設定だったんですが、作中では名前は一度も出てこなかったかも)の組み合わせです。
 この、基本的なコンポジションは同じにして、中央に椿中尉を置いて、左右のキャラクターのみ変えていき、加えて、巻を追うごとに椿中尉の衣装等が、彼の置かれた状況に沿って変化していく……というのは、私の提案なんですけど、H&Oのエディターも「それは良いね!」と喜んでくれました。
 フランス語版は、日本語版と違って三分冊なので、まだあともう一巻残ってます。内容をご存知の方だったら、次の表紙の二人は誰になるのか、消去法で見当がつきますよね、きっと。
 最終巻になる第三巻の発売予定については、まだ何も聞いていないし決まっていませんが、この分だと早くても今年末ってとこでしょうか。でも、おそらく来年になるでしょうね。
 H&Oとは、先日、この”Goku”の次に出す単行本の契約書も交わしたので、このまま順調にいってくれればいいんですけど。
 さて、発売を記念して、この二巻の表紙絵のメイキングを、動画で作ってみました。
 まあ、メイキングってもスライドショーみたいなもんなので、あんまり参考になるような内容じゃありません。
 それに、基本的に海外ファン向けのサービス(日本と違って、私のマンガを入手するには、言葉の違いや送料の高さなどがあって、なかなか大変なので、せめてこのくらい……って気持ち)のつもりで作ったので、キャプションも英語です。
 そんなシロモノですが、お暇があったらご覧くださいませ。