ここんところ、ハイダマキ(Haydamaky)というウクライナのバンドにハマって、ヘビー・ローテーション中です。
「ロック+スカ+ウクライナの伝統音楽」というのがベースのバンドなんですが、その勢いの良さとか、現代と伝統のミクスチャー感が良くて、ちょっとポーグス(The Pogues〜ケルト音楽+パンク)とか、レ・ネグレス・ヴェルト(Les Negresses Vertes〜ジプシー音楽+ロック)とか、キーラ(Kila〜ケルト音楽+その他いろいろ)なんかを連想しました。
曲調はけっこう幅広くて、陽気なスカあり、ドラマチックなロック調あり、泣き節のスローバラードあり、プログレばりのシアトリカルな曲ありで、政治的なメッセージ色の濃い曲もあるんですが、いずれも骨太で、民族色もタップリ。
このテのミクスチャー音楽が好きな人だったら、かなりオススメです。
で、ちょっとYouTubeを見たら、けっこう動画がいっぱいあったんで、幾つか見繕って貼ってみませう。
バルカン・ブラスやジプシー・ブラスのスカ版みたいな”Yidu Tramwayem”
ドラマチックなロック調の”Meni Zdaetsia”(チェルノブイリ汚染を歌った曲なので、ちょっだけですが、刺激的な映像も含まれます)
コサック版ジンタみたいなノスタルジー感と泣き節がタマラナイ”Leleki”
で、これらは全て、日本盤も出ている「コブザール Kobzar」というアルバムの収録曲で、我が家で現在ヘビー・ローテーション中なのも、このCD。
YouTubeやMySpaceで、このアルバム以外からの曲を聴くと、それらもおしなべて好みなので、もっと欲しいんだけど、残念ながら未だ入手できず。とりあえず、一つ前のアルバム「ウクライナ・コーリング Ukraine Calling」だけ、入荷予約しておきました。
さて、ついでに最初に例えを出した、ポーグスとレ・ネグレス・ヴェルトとキーラの動画も、YouTubeにあったので貼ってみませう。
ポーグス〜アルバム「堕ちた天使」収録曲、”If I Should Fall from Grace with God”。
レ・ネグレス・ヴェルト〜アルバム「Mlah」収録曲、”Zobi La Mouche”。これは廃盤みたいですね。
キーラ〜アルバム「ルナパーク」収録曲、”Glanfaidh Mé”。日本盤の特典DVDに、YouTubeのヤツを含むライブ映像が収録されています。