つれづれ

 最近聴いているCD。
 ここんところ、ちょっとクラシックづいています。

ピエルネ:シダリーズと牧羊神、ハープ小協奏曲他(再プレス) ガブリエル・ピエルネ『シダリーズと牧羊神、他』
マルティノン/フランス国立放送管弦楽団

 初めて聴く作曲家で、フランス近代の人。
『シダリーズと牧羊神』が、瀟洒で楽しくて実にヨロシイ。特に、第一曲「牧神たちの学校(小牧神の入場)」の楽しさといったら!
 全体的に、印象派がちょっとロマン派に回帰したような感じなので、何となくフランスつながりで、ドリーブとドビュッシーを足して二で割ったみたいだな〜、なんて思ったり。

レブエルタス作品集 シルベストレ・レブエルタス『センセマヤ、他』
サロネン/ロスアンジェルス・フィルハーモニック

 これも初めて聴く作曲家で、20世紀メキシコの人。
 土俗的なダイナミズムを感じる『センセマヤ』、ひねくれたマリアッチみたいな『オチョ・ポル・ラディオ』、などなど、民族性タップリで面白い曲多し。
 特に、組曲形式の『マヤ族の夜』が、雄大で荘厳な第一曲「マヤ族の夜」、軽妙で楽しい第二曲「ハラナスの夜」、ロマンティックで美麗な第三曲「ユカタンの夜」、ドラマティックで土俗的な第四曲「エンカミィエントの夜」など、どれもツボを突かれまくり。
『ガルシア・ロルカへの讃歌』も、前にヒナステラを聴いたときもそうだったけど、これまたラテン版ストラヴィンスキーみたいで面白い。
 最近いただいた本。
 ポット出版さんからいただきました。

二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ 二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ
大塚隆史

 日本におけるオープンリー・ゲイの表現者としての大先輩、大塚隆史さんの最新著書。
 大塚さんが長年取り組んでおられる、恋愛の次段階としての「パートナーシップ」を、いかに育み保持していくかといった命題を、御自身の波瀾万丈のライフ・ヒストリーも交えて、平易な文章で論考されておられます。
 タイトルに「技術」とあるように、信頼のおける人間関係を築いていくための、ある種の指南書的な側面もあるので、そういったことで悩んだことがある人であれば、ゲイだろうとノンケだろうと、この本から何かヒントを得ることができるかも知れません。