本日のBGM

 すいませんね、CDネタばっかで。マンガ作業中は、これくらいしか楽しみがないもんで。
 そんなこんなで、もう二週間以上外出していません(笑)。

ピラニア軍団 『ピラニア軍団』ピラニア軍団

 ちょいと「男の世界」に精神をトリップさせようと、棚の奥から引っ張り出して再聴。
 故・川谷拓三や若かりし頃の小林稔侍や室田日出男など、東映ヤクザ映画などで殺され役を演じていた、大部屋たちが集結したグループを、三上寛がプロデュースした音楽アルバム。編曲には、やはり若かりし頃の坂本龍一の名も。
 無名役者やはぐれ者の心情や人生を謳った、シアトリカルな内容の歌が多く、かといって演歌ほどベタではないので、その味わいはさながら「男汁シャンソン」のよう。
 名曲揃いですが、個人的に一番好きなのは、役者稼業を歌い上げる歌詞と、それに突っ込む胴間声のヤジの応酬で綴られる「ソレカラドシタイブシ」。何度聴いても、いい曲だなぁ〜。
 残念ながら廃盤のようなので、中古で見つけたら迷わずゲットをオススメします。

Reinhold Gliere: Symphony No. 3 'Ilya Muromets' レインゴリト・グリエール『交響曲第三番 イリヤ・ムーロメッツ』
ダウンズ/BBCフィルハーモニック

 届きました〜。\(^o^)/
 いや〜、ワーグナーしてるなぁ(笑)。実に壮大で重厚。
 相変わらずキャッチーなメロディーに、カラフルなオーケストレーション、スラブ味もしっかり。題材が題材ということもあって、展開も実に視覚的。良い良い。
 この気宇壮大さとか、曲の長さ(第一楽章だけで22分以上、全曲通すと80分近く!)とかは、ロマン派的な志向が肥大した結果なんでしょうけど、爛熟はあれども退廃はしないあたりが、ひょっとするとグリエールの最大の持ち味なのかも、なんて思ったり。
 まあ、長尺なだけあって冗長な部分があるのは否めないし、ずっと聴いているとけっこう疲れたりもするんですが(笑)、でも好きです、この曲。