また本日のBGM

Balakirev: Symphonies 1 and 2; Russia; Tamara; Overture on Three Russian Themes ミリイ・バラキレフ『交響曲第一番、交響詩 ロシア、他』
スヴェトラーノフ/フィルハーモニア

「ロシア五人組って、リムスキー=コルサコフとムソルグスキーとボロディンと……あと誰と誰だっけ?」ってな感じのお一人のバラキレフさん(私的には、ですよ〜)ですが、今まで『イスラメイ』しか聴いたことがなかったので、購入してみました。
 二枚組で、他の収録曲は『三つのロシアの主題による序曲』『交響詩 タマーラ』『交響曲第二番』。
 エキゾでチャカチャカ楽しかった『イスラメイ』とはぜんぜん違って、どれもえらく重厚で本格的な作品群でビックリ(笑)。基本的に絶対音楽より標題音楽を好む私は、やっぱ二つの交響詩が気に入りました。
 でも、素晴らしいし聴き応えもタップリなんだけど、先日のグリエール『交響曲第三番 イリヤ・ムーロメッツ』と併せて、三枚続けて聴いていたら、ちょいと重厚さに胸ヤケ気味になった(笑)。
 というわけで、次はこれをチョイス。

ドビュッシー:3つのソナタ、小組曲、6つの古代碑銘他(再プレス) クロード・ドビュッシー『小組曲、神聖な舞曲と世俗的な舞曲、六つの古代碑銘、他』
パイヤール室内管弦楽団、他

 ドビュッシーはピアノ曲ばっかで、管弦楽は『牧神の午後への前奏曲』と『交響詩 海』くらいしか聴いたことがなかったので、これを買ってみました。他の収録曲は『フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ』『チェロ・ソナタ』『ヴァイオリン・ソナタ』。
 あ〜、爽やかだ(笑)。特に『フルート、ヴィオラ……』はホント、魂が洗われるような気分に。ドビュッシーというよりフォーレみたいなビュッセル編曲の『小組曲』も典雅で洒脱で美しいし、パイヤール編曲の『六つの古代碑銘』も清涼で神秘的でステキ……と、何故か感想が乙女っぽくなってきたぞ(笑)。
 もひとつ、こんなのも。

Tango Argentino Victor Villadangos “Tango Argentino”

 アルゼンチン(多分)のクラシック・ギター奏者(多分)が、アルゼンチンの作曲家(多分)のタンゴを演奏しているアルバム。「多分」ばっかりでスイマセン、英文ライナー読んでる余裕がないもんで(笑)。
 収録曲のうち、知っている作曲家はアストル・ピアソラ(「リベルタンゴ」「ブエノスアイレス午前零時」なんかをクラシック・ギターで演奏しています)とカルロス・ガルデル(この人は名前を知っているだけで歌をちゃんと聴いたことがない)だけでしたが、Eladia Blazquez(エラディア・ベラスケス?)の”Kite-flying Dream”とか、Julian Plaza(ジュリアン・プラザ?)の”Melancholic”とか、Lito Vitale(リト・ヴィターレ?)の”71 Milonga”なんて曲も気に入りました。
 クラシック・ギターの上品さのせいか、パッションは控えめ、メランコリーと優美さが目立つ感じで、でも泣きは控えめの演奏で、これはこれでなかなか良きかな。夜中に静か〜に流しておくのに、うってつけって感じです。