つれづれ

 パニック映画大好きな相棒に誘われて、ローランド・エメリッヒ監督の『2012』を鑑賞。
 相変わらず、ド派手な特撮シーンで屁みたいなストーリーをサンドイッチしたような映画でした(笑)。
 個人的には(以下、ネタバレ部分は反転)、「二人の間に何か溝がある」とか言った瞬間に、地震が起きてホントーに二人の間に巨大な地割れが出来てしまうとゆー、ショーもないギャグとか、飛行機の燃料が足りなくなって「このままだと目的地のチベットに辿り着けない!」という状況だったのが、大陸移動でチベットの方がこっちに来てくれたのでセーフ、しかもピンポイントで目的地の近場だったなんつーバカ展開あたりが、ちょっと好き(笑)。
 あと、前半の都市大崩壊シーンは、スペクタクル的な見せ場という点で、トゥー・マッチな感じが楽しかった。こことイエローストーン公園の噴火シーンには、『デイ・アフター・トゥモロー』や『紀元前1万年』では減少しているように感じた、この監督らしいパワフルなハッタリ感が戻っている印象。
 因みに相棒は、映画館を出たとき「あ〜、楽しかった!」と言ってました。「面白かった」じゃないのがミソかも(笑)。
 で、その小一時間後、ラーメン屋でメシ喰いながら相棒曰く、
「でも、ホンット何も残らないよね、この人(ローランド・エメリッヒ)の映画って」
 ……オイ、見に行きたいって言ったのはアンタだよ(笑)。
 映画が始まる前の時間つぶしに入った本屋で、デアゴスティーニの『モスラ』を買ったので、その晩に鑑賞。
 実は私は、小泉博ってけっこうタイプなんですけど、久々に『モスラ』を再見したら、和服姿で無精髭での初登場シーンに、改めて「ステキ!」とか思っちゃったりして。
 そんなことを相棒に言ったら、例によって「『サザエさん』のマスオさん役だよ」とオーディオ・コメンタリー(笑)が。「サザエさんは誰?」と聞いたら「江利チエミ。波平が藤原鎌足、舟が清川虹子」だそうな。へ〜、知らんかった、見てみたいかも。