“Zee Versus Zed” Wim Mertens |
何度かこのブログでも紹介している、大好きなウィム・メルテンの新譜が到着しました。
いや、これはいい! メルテンの最近作の中でも、かなりの大当たり。傑作と言って良いかも。
メルテンの作風は多彩ですが、今回は室内楽的な小規模アンサンブル。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、サキソフォン、フルート、クラリネット、トロンボーン、ハープ、ピアノといった楽器の柔らかな音色が、軽やかに優美に、時にちょっぴりセンチメンタルになりつつ、それでもミニマル的なタイトさを保って、繊細に絡み合いながら展開していきます。
相変わらずメロディーラインは美しく、どこかノスタルジックな雰囲気も漂う楽曲には、暖かな春の陽ざしを浴びているような幸福感が。メルテンの過去作で例えるならば、”Jardin Clos (1996)”や”Skopos (2003)”に近い印象。
英アマゾンのMP3ダウンロード販売ページに行くと、日本からの購入はできないんですが、試聴は全曲可能なので、よろしかったらお試しあれ。こちら。
で、これが気に入った方は、ぜひ前述の”Jardin Clos”や”Skopos”もオススメしたいんですが、残念ながらどちらもアマゾンでは品切れの模様。
特に”Skopos”なんてスゴい値段がついちゃってるなぁ……これに収録されている、”What That One Does”なんて、すごい良い曲なんだが……。
Wim Mertens: Skopos 価格:¥ 2,744(税込) 発売日:2004-03-30 |
ついでに”Jardin Clos”からも一曲貼っておきませう。
Jardin Clos 価格:¥ 1,155(税込) 発売日:1996-10-01 |