タトゥー

 先日、偶然二件連続で、私の絵をタトゥーで入れているファンから、彼らの写真をいただいたので、ご紹介。どちらもアメリカ人です。

 まず『外道の家』の寅蔵を入れているジム。
tatoo-torazo
 彼は事前に「タトゥーを入れたいんですけど、いいですか?」と問い合わせをくれて、「もちろんオッケーだよ!」と返事したら、数日後に「できました!」と写真を送ってきてくれたという早業でした(笑)。
 彫りたてらしく、まだ周囲の皮膚が赤くなっているし、撮影場所も背景から想像するにタトゥー・スタジオっぽいですね。

 もう一つは、元々は「さぶ」誌に描いた小説の扉絵で、フランスでエスタンプが発売されたり、イタリア版単行本の表紙とかにも使われた、海外ではやけに人気がある『忠褌』というイラストを入れたデヴィン。
tatoo_chukon
 彼は、「ゴメンナサイ、実は黙って勝手に入れちゃってたんですけど……」と言ってきたので、ひょっとしたら上のジムとのやりとりを、どっかで聞きつけたのかしらん、なんて想像したり(笑)。
「この絵に一目惚れして、もう矢も楯もたまらず入れちゃって……」とのことだったので、「ぜんぜんオッケーだから、良かったら写真見せて!」と返事したら、喜んで送ってきてくれました。

 こういった例は、厳密には「自分の絵」というものとは違うとは思いつつ、それでも自分の絵に惚れ込まれて、それをタトゥーで入れたいと思っていただけるのは、絵描きとしては何とも光栄というか、嬉しい気持ちになりますね。
 あ、因みにお二方とも、「写真をブログに載せるけど、いい?」と、ちゃんと確認はとってあります。