電子書籍『デカとヤクザとニンジンと 田亀源五郎小説作品集』発売です

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 電子書籍(アマゾンKindle)で『デカとヤクザとニンジンと 田亀源五郎小説作品集』を発売しました。
 Kindle端末の他、iPhone、iPad、タブレットやスマホのAndroid端末などでも、Kindleアプリ(無料)をインストールすればお読みいただけます。
https://amzn.to/4cXaObR

 副題にもありますように、内容は小説作品集です。
 1988〜96年にかけて、ゲイ雑誌「さぶ」や「G-men」に《田亀源五郎/城戸呉八/鬼頭大吾》各名義で発表した、官能ゲイ小説の中から、ハードコアからラブストーリーまで厳選4本をセレクトしました。
 ヴォリュームは文庫本換算で約280ページ(換算基準は後述)。

*収録作
『デカとヤクザとニンジンと』
 95年、「さぶ」に城戸呉八名義で発表したもの。中年ヤクザとマル暴デカの、エロ&ラブ・ストーリー。
『無情の皿』
 96年、「G-men」に鬼頭大吾名義で発表したもの。壮年の板前を主人公にした、和風SM。いわゆる《抜ける系》ゲイポルノ。一部加筆。
『竹の家』
 88年、「さぶ」に田亀源五郎名義で発表したもの。後に「ロマンJune」「Super SM-Z」にも再録。18歳の青年が叔父に奴隷調教されていく、一人称小説。
『檻穽の獣』
 93年、「さぶ」に城戸呉八名義で発表したもの。後に「ロマンJune」にも再録。90年代初頭の東京の風俗を織り込んだ、ミステリー&ハードロマン仕立てのゲイSMもの。
『あとがき』
 各作品の内容や、執筆当時の背景などについて、簡単に解説。

 過去にゲイ雑誌では、マンガやイラストレーションの他、《田亀源五郎/城戸呉八/鬼頭大吾》のペンネームを用いて、それなりの量の小説も発表してきましたが(一部は本家ウェブサイトでも公開)、このままハードディスクのこやしにしておくのも勿体ないので、今回Kindleを使って電子書籍化してみました。
 まだまだストックはありますので、機会を見て出来ればまた続きを出していきたいと思っておりますが、とりあえずこれが第1弾。
 私の書く小説をご存じの方も、そうでない方も、よろしければ是非一度お試しください。
 試し読みも可能で、アマゾンの商品ページにある《今すぐ無料サンプルを送信》ボタンを使って、表題作『デカとヤクザとニンジンと』の冒頭かなりの部分をお読みいただけます。
 文庫本換算の基準は、元となったテキストファイル(強制改ページ含まず)を、Adobe InDesignで《43字×15行》のフォーマットに、自動流し込みした際の総ページ数を基準に算出しています。

 実際の表示例は、こちら。
《Kindle Paper Whiteの場合》
(Kindle Previewerでシミュレート)
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《Kindle for iPhoneでの表示》
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 電子書籍ファイル(EPUB)の作成にあたっては、ひまつぶし雑記帳(doncha.net)様の「EPUB3::かんたん電子書籍作成(縦書き小説)」に大いにお世話になりました。謹んでここに御礼申し上げます。
 ワークフローとしては、まず上記の「かんたん電子書籍作成」のガイドラインに沿った形で、コンテンツを収録したプレーンテキストファイルを作成、EPUB3に変換。
 それを、フリーののEPUBファイル編集ソフトSigilを使って、細かなところを自分好みの形に整えてから、アマゾンが配布しているKindle用の確認ソフト、Kindle Previewerで仕上がりをチェック。
 こうして出来上がったEPUBファイルを、KDP(Kindle Direct Publishing)にアップロードして出版しています。
 Sigilで成形する部分は、これは私の好みの問題なので、別にそのパートはなくても問題ありません。ある程度のHTMLの知識があれば、それを使って見た目の細部を整えることができるといった程度の作業です。
 単純な小説本を出す限りでは、やり方は極めて簡単なので、こんな感じで、かつてゲイ雑誌に小説を書いていらした方々が、それぞれ過去の埋もれた作品とかを電子化して出版していただけると、楽しいんだがなぁ……などと妄想中。

 実際に自分が出版するにあたって、ちょいとアマゾンのKindleストアを調べてみたところ、小玉オサム先生が幾つか御自作をKindleで出していらしたので、早速私も購入してみました。

 電子化にあたって判らないところなどありましたら、訊いて下されば出来る範囲内で個別にお手伝いもいたしますので、ゲイ小説を書いていらした皆様、Kindle出版はいかがですか?
 こんな感じで、僅かながらでも日本のゲイ・アダルト・エンターテイメント文化が、また盛り上がっていくと楽しいかなぁ……なんて妄想しております。
 ま、そのためにも、何はともあれ、拙著『デカとヤクザとニンジンと』、お買い上げ下さいまし(笑)。