7月25日、新刊マンガ単行本『冬の番屋/長持の中』が、ポット出版さんから刊行予定です。
収録作品は雑誌「バディ」掲載作から、以下の三本。
『冬の番屋』〜北の果て、雪と氷に閉ざされた世界で繰り広げられる、白ヒゲ熊親爺と気弱ホモ青年の恋愛情話。
『ACTINIA [man-cunt]』〜近未来、エリート軍人の辿る苛酷な運命を描いた、エクストリーム系Sci-fi。
『長持の中』〜大正時代、暗黒の箱に閉じ込められた少年と、その義父が織りなす暗黒童話。
版元・ポット出版のサイトでは、ただいま予約受け付け中。先着50名様には、直筆サイン本のサービスあり。
ポット出版:『冬の番屋/長持の中』いよいよ発売! 田亀源五郎直筆サイン本、予約開始します
サイン本が終了後も、本の予約は引き続きできます。版元なので在庫切れがなく、書店に並ぶより早めに届くので、オススメです。
因みに外装は、これまでのポット出版刊単行本同様にシンプルな外函入りですが、本体表紙は描きおろしイラスト2点を用いて、版画のような雰囲気を狙った、かなり凝った仕様にしました。
紙のテクスチャーや印刷効果も含めて、デジタル画像ではまず味わえないテイストが出せたと思うので、ぜひ本をお買い求めの上、函から出してご堪能いただければと。
収録作品のうち、『冬の番屋』と『長持の中』は、共にガッツリ読み応えありの100ページ前後の中編、『ACTINIA [man-cunt]』は短編(とはいえ50ページ弱あり)になります。
いずれも雑誌掲載時と比べると、各回のタイトルロゴを抜いて新規のコマに差し替えたり、部分的に加筆したりトーンを加えたりと、より満足のいく状態になるよう、あれこれ手を加えています。特に『冬の番屋』は、仕上げのコンセプトを全面的に見直して、ほぼ全ページに渡って何かしら手を入れたので、情感などがぐっとアップしたかと。
収録作品の内容紹介を兼ねて、プロモーション・ビデオを作ってみました。映画の予告編を見る感じで、ご覧ください。
単行本『冬の番屋/長持の中』PV from Gengoroh Tagame on Vimeo.