2月26日に発売された書籍『仁義なきキリスト教史』(架神恭介・著/筑摩書房・刊)のカバー絵を描かせていただきました。
キリスト教の歴史をヤクザの抗争史に見立てて小説仕立てにした、エンタメ教養本といった感じの本です。詳しくは、著者の架神恭介さんが公式サイトを立ち上げておられるので、そちらも参考にしてください。
因みに本の腰巻きを外すと、こんな感じで褌や尻が出てくる仕掛けになっております。
装丁をしてくださったのは、デザイナーの他『映画秘宝』などのライターでもお馴染みの、高橋ヨシキさん。私の方は完全に素材としての絵を提供して、後はデザインでカッコ良く仕上げてくださいという感じでお仕事させていただいたんですが、これがまたマジモンでカッコ良くして下さって嬉しい限り。
このお仕事、内容自体の興味深さもさることながら、前述の高橋さんも担当編集さんも、実に《攻めの姿勢》だったのが嬉しく、例えば私の方から、ちょっと尻丸出しはマズいのかな……と思い、褌やめて諸肌脱ぎの和服か何かにしましょうかと提案したところ、担当氏は「いや、尻OKです、褌でいきましょう!」と心強いお返事。
そういった感じで、腰のすわった意見が交換できる打ち合わせですと、描く方としても、ますます良いものに仕上げようと気合いが入ります。スケジュールはタイトでしたが(笑)、やらせていただいて実に良かった仕事の一つになりました。
打ち合わせ時のラフ画、未加工状態の原画などを、ご参考までにTumblrの方にもアップしておきましたので、宜しければそちらも併せてご覧ください。
そして是非、一冊お買い上げになってお手元に!
仁義なきキリスト教史 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2014-02-26 |