本日発売の雑誌「美術手帖」12月号、ボーイズラブ特集に拙インタビューが掲載されています。
もちろん私はBL作家ではないわけですが、重なる部分が全くないというわけでもないので、そういった近くて遠いところからの視点が加わることで、特集自体の幅が拡がることのお役に立てればという感じで。
ただ、いざ実際にBL作家の方々の間に交じっているのを見ると、そのアウェー感(主にヴィジュアル面での)のハンパなさに、我ながらちょっとビビってしまったり(笑)。
とりあえず私は、別名義による耽美雑誌でのデビューから、ゲイ雑誌やゲイ/BL中間誌に描いた諸作、そして最新の『弟の夫』に至るまでの、自分の作品に関する話と創作に対する考え方、私が感じるところのBLものとゲイものの主な異同、ゲイ作家から見たBLなどについて喋っております。
ゲイとBLの違いといった話は、私が海外メディアから受ける取材では、ほぼ定番の質問になっていて、もう何回この話をしたか自分でも覚えていないくらいですが、日本語メディアの取材で、この件について語ったのは初めてかも。まぁ日本では、取材の申し込みが来ること自体が珍しいというせいもあるでしょうけど。
インタビュアーはエスムラルダさん。7年前に新宿ジュンク堂でのトークショーでご一緒した仲でもあり、また、いただく質問や話題の膨らませ方が実に的確だったといこともあり、受けていてとても面白い取材でした。
面白すぎてついつい話し込んでしまい、録音もかなりの分量になったかと思いますが、要所要所を鋭くピックアップして全体をきちんと纏めてくださった、その手腕にも感心&感謝です。
というわけで、BLジャンルではありますが、マンガ家インタビューあり、識者の対談やエッセイあり、描きおろしマンガやカラーイラストもあり……と、なかなか面白い特集になっていると思いますので、是非一冊お買い求めください。
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