「映画秘宝EX 最強ミステリ映画決定戦」

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 8月3日発売のムック「映画秘宝EX 最強ミステリ映画決定戦」に、アンケート協力+コメント寄稿という形で参加しています。
 副題に《100人の映画ジャンキーが選ぶ!》とあるように、総勢100人の映画好きが各々ミステリ映画のベスト10を選び、その累計点によって全体ランキングが決定、各自のベスト10リスト、ベスト男優、ベスト女優、ベスト殺人シーン、ベスト死体などが、コメントと共に掲載されているという本で、その100人の末席に加えさせていただいております。

 参加するにあたって、何をもってミステリ映画と定義するかにちょっと悩みましたが、とりあえず、まずは「謎で引っ張る」という要素があることを重視。また、自分的にサスペンスやスリラーだと思っている作品はOKだけど、ホラーだと思っている作品はNG。超常要素が絡んでくるものも除外……という感じで、マイルールを設定して選びました。あとは、同じ監督の作品がダブってしまった場合は、どれか一作に絞り込むとか。
 というわけで私の選んだベスト10は、2位から5位までは「この監督ならこれ!」、6位から10位までが「このジャンルならこれ!」という感じのリストになっております(1位は別格)。具体的に何を選んだかは、是非誌面でご確認を。
 しかしこうしてアレコレ考えながら、いざ具体的に作品をセレクトしてみると、自分でも色々と発見があります。例えば「松本清張/野村芳太郎の『砂の器』は大好きだけど、果たして自分はあれをミステリ映画として楽しんでいるのか」とか、「自分にとって『ジュデックス』の好きポイントは、果たしてミステリ映画的要素だろうか、それとも冒険活劇要素か」とか、「ミステリ映画という括りだと、ブライアン・デ・パルマは意外と《この一作!》を選べない」とか……。
 そして届いた本をパラパラと捲り、他の方のセレクトを見ていると、「ああっ、これ失念してた、それもあった、あれもあった!」ってなる……。

 というわけで、100人によるベスト10選出以外にも、〈濃厚! ミステリ対談3連発!〉〈もっと知りたい! テーマ別 ミステリ映画なんでもベスト〉他、対談やコラム記事も充実しておりますので、映画のガイド本として、また猛暑のお供の読み物として、是非一冊ご購入いかがでしょう?
 とりあえず私は、総合ベスト50の中に見ていない映画が8本くらいあったので、それを重点的に狙ってみようかな……などと思っております。
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