8月21日発売の「バディ」10月号に、新連載『親友(ダチ)の親父(オヤジ)の雌(メス)にされて』(前編)掲載です。隔月ペースで全三話を予定。
身も蓋もないタイトルですが、まぁ要するにそういう内容(笑)。プロットを考えながら、今回はこういう《設定そのまんま》かつ《扇情的》なタイトルが、なんかしっくりくるなと思ったので。
というわけで、内容はもうエロ一直線。プレイ的にはハードではない内容を、心理描写を交えながら、じっくりネットリ描いてみました。
寝苦しい夜のお供に、是非どうぞ。
7月19日〜22日にアメリカで開催されるコミコン・インターナショナル(サンディエゴ・コミコン)で、『弟の夫』英語版1巻が、「コミック界のアカデミー賞」と呼ばれるアイズナー賞(The Will Eisner Comic Industry Award)の、Best U.S. Edition of International Material—Asia(アメリカで出版された海外コミック〜アジア部門)を受賞しました!
ノミネートされた時点で充分ビックリしたんですが、まさかとれるとは……何しろ過去には辰巳ヨシヒロさん、浦沢直樹さん、水木しげるさん、手塚治虫さんと、錚々たる大家の皆さまが受賞している賞なので、ぶっちゃけ「たぶん無理だろうな」と思っていました。
いやぁ驚いた。
私が受賞を知ったのは、Twitterで授賞式の実況をしていた人が、メンションで知らせてくれたから。
MY BROTHER'S HUSBAND JUST WON AN EISNER. GO GENGOROH TAGAME (@tagagen) AND ANNE ISHII (@ill_iterate)!!!! BEST ACCEPTANCE SPEECH!!!
— Taneka Stotts [] @ SDCC (@TanekaStotts) 2018年7月21日
えっと驚いて検索したら、写真付きでツイートしている人を発見。
Best U.S. Edition of International Material – Asia goes to MY BROTHER'S HUSBAND, VOL. 1#SDCC #BNPVisitsSDCC #EisnerAwards pic.twitter.com/zagSyEviAj
— Brittany N Williams @ SDCC (@BrittanyActs) 2018年7月21日
更に、本の装丁をしてくれたチップ・キッドがFacebookに、私のタグをつけて何か投稿したという通知がきて、確認してみたら受賞のお祝いの言葉とともにこの写真が。
ここでようやく、どうやら間違いないということで、私自身もTwitterでアナウンスしました。
というわけで『弟の夫』、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、日本漫画家協会賞優秀賞に続いて、アメリカでもメジャーなマンガ賞を獲得。
私もプロの作家なので、自分の作品には自身があり、面白さも価値もしっかりあるとは思っていますが、賞という形で作品を評価していただけると、これはまた別の嬉しさがあります。
そして今回は海を越えての受賞。これでまた、より多くの人にこの作品が届くかと思うと、嬉しさでいっぱいです。
日本語版の担当編集氏(平田昌幸さんと南部恵理香さん)、双葉社および「月刊アクション」関係者の皆さま(特にライツ部門の高橋さん)、英語版の翻訳かつ私の北米エージェントでもあるアン、装丁を手掛けてくれたチップ(トロフィーの受け取り&スピーチも彼がやってくれたそうな)、英語版版元Pantheon関係者の皆さま、そして応援してくださる読者の皆さまに、改めまして心からの感謝を!
因みに英語版2巻(英語版は日本語版の2 in 1で全2巻、これが完結巻になります)は、今年の9月に発売予定ですが、サンディエゴではPantheonのブースでゲラが閲覧できて、ノベルティも配られていた模様。
Attention #SDCC1018 fans! We have galleys of #mybrothershusband Volume 2 and they are going FAST! Come by booth 1515i now to snag yours! #graphicnovels #EisnerAwards pic.twitter.com/2Ju0zwNIRA
— Pantheon Books @ SDCC (@PantheonBooks) 2018年7月22日
こんな缶バッジを作るとは聞いていないけれど、まぁいいや(笑)。
因みにPantheonは、グラフィック・ノベルの出版では大手ですが、日本のマンガの翻訳出版は『弟の夫』が初めてということだったので、これでコケちゃったら責任重大だな……とか思っていましたが、とりあえず受賞という結果を出せたのでホッとしています(笑)。
2018年アイズナー賞、全受賞作リストはこちら。
Eisner Awards: The Complete Winners List
NHKで実写ドラマ化された『弟の夫』のDVDが、7月27日に発売されます。
ジャケットはドラマのキービジュアル写真と、その元となった私のイラスト(単行本1巻表紙)のリバーシブル仕様。
封入特典のリーフレットには、私の新作カラーイラスト&短文エッセイを寄稿。
放送をご覧になって、お手元に置いておきたいという方、放送は見られなかったという方、是非お買い上げくださいませ。
また、レンタルDVDにもあるはずなので、これでまた少しでも多くの人に、この物語が届きますように!
その他詳細は、下記プレス用内容紹介をご参考に。
亡くなった弟の結婚相手は、カナダ人で・・・男だった。
LGBTという現代的かつ繊細な題材でありながら、心がほっこり温まる、今までにないホームドラマ。
父と幼い娘、そして弟のパートナーだった男性との風変わりな共同生活を通して、
「人と人はどこまで分かり合えるのだろうか」「“家族”とは」といったテーマをさりげなく、
でもじんわりと深く、描きます。★原作は田亀源五郎の漫画『弟の夫』。男女を問わず幅広い読者層から支持され、
2015年文化庁メディア芸術祭でマンガ部門優秀賞を受賞した作品。★BSプレミアム放送時の反響を受けて、NHK総合にて放送。
【原作】田亀源五郎 『弟の夫』(双葉社 月刊アクション)
【脚本】戸田幸宏
【音楽】阿南亮子
【出演】佐藤隆太 把瑠都 中村ゆり 根本真陽 平尾菜々花 小林麻子 小林喜日 黒田大輔 大倉孝二 野間口徹 ほか
【制作統括】出水有三 須崎岳 大谷直哉
【演出】吉田照幸 戸田幸宏【内容】第一回 第二回 最終回
【特典映像】(予定): 会見動画、プレマップ キャストインタビュー佐藤隆太×把瑠都「BSコンシェルジュより」
【封入特典】(予定): リーフレットドラマ/セル/本編147分+特典/16:9/ステレオ・ドルビーデジタル/片面二層/カラー
6月25日発売の「月刊アクション」8月号に、一般向けマンガ『僕らの色彩』第4話「邂逅」掲載です。
モヤモヤがピークに達した宙。そんな宙が気になる、奈桜と瑞希の女子グループ。そして宙がすがる一筋の光明とは……。
というわけで、ようやく舞台が整いました。この後の展開をお楽しみに……というところで、申し訳ありませんが来月は一回お休みさせていただきます。
いや、この連載の準備と並行して、『弟の夫』のドラマ化に関する諸々あり、原画展あり、『弟の夫』特別編の執筆も急遽決まり……ってな具合で、けっこうなハードスケジュールでの連載スタートだったので、ぶっちゃけこの数ヶ月間は綱渡り状態。
ちょっと油断したりバランスを崩したりしたら、原稿を落としかねない状況でしたので、ここで一回お休みをいただき、コンディションを万全に整えます。
というわけでこの第4話、是非お読みください&応援よろしくお願いいたします。
ここんところ、マンガ雑誌の休刊ニュースも続いていますしねぇ……(嘆息)。
Kindle版もございます。
5月25日発売の「月刊アクション」7月号に、『僕らの色彩』第3話「告白」掲載です。
ひなびたカフェで謎の老人と再会しして、宙のモヤモヤは更に加速していきます。
私のエンジンも、本格的に稼働し始めました。面白いので是非読んで、一緒にモヤモヤしながら作品の応援、よろしくお願いいたします。
そしてこの号では、「月刊アクション」5周年記念の直筆イラスト入りサイン色紙が当たるプレゼントもあり。
私の色紙もありますので、皆さまふるってご応募ください。
・紙本版
・Kindle版
そしてお知らせ。
『僕らの色彩』第1話は、WEBコミックアクションの月刊アクションのページで、随時立ち読み可能です。
そして今なら、第2話が掲載された「月刊アクション」6月号も、完売御礼で一冊まるごと無料公開中。こちらは6月24日までの期間限定公開です。
この機会に、是非1〜3話まで、通して読んでみてください。
WEBコミックアクション|月刊アクション
4月25日発売の「月刊アクション」6月号に、一般向け新連載マンガ『僕らの色彩』の第2話「カフェへ…」が掲載です。
同級生の吉岡に恋をしているけれど、その気持ちを誰にも言えない、ゲイの高校生・宙(そら)。しかしある日、見知らぬ老人から「ずっと君のことを好きだった」と言われて、宙はもうパニック、いろいろな悶々が加速していきます。
というわけで、面白いので是非お読みください。
Kindle版もあります。
また、『僕らの色彩』第1話「ラッキー・デイ」が、双葉社のWebコミックアクションで読めるようになりました。下記のリンクから「月刊アクション」のページに飛んで、スクロールダウンして「『僕らの色彩』田亀源五郎」の「第1話立ち読み」をクリック。まだの方は是非お試しを!
月刊アクション|Webコミックアクション
もう一つ、昨年末に発売された拙語りおろし本『ゲイ・カルチャーの未来へ』の版元である、ele-kingのサイトにも最新インタビュー記事が掲載されました。インタビューイは同書でもご一緒した木津毅さん。
ドラマのことや最近のゲイ事情に関することに加えて、この新連載『僕らの色彩』についても、いろいろ喋っていますので、是非お読みください。
『弟の夫』地上波放送記念:田亀源五郎特別ロング・インタヴュー
ここんところ、毎月のマンガの締切と、『弟の夫』実写ドラマ版の地上波初放送(5月4日にNHK総合で、全3回が一挙放送されました)とか、その他の細々したことも重なって、すっかりブログ更新が後手後手に……Twitterではリアルタイムで情報更新しておりますので、最新情報を逃したくないという方は、おそれいりますがそちらをフォローお願いいたします。
マンガ『弟の夫』が、第47回日本漫画家協会賞優秀賞をいただきました。
ありがとうございます!
2018年度 第47回日本漫画家協会賞 発表
優秀賞1名:田亀源五郎(たがめげんごろう)氏
作品名:「弟の夫」 双葉社刊
受賞理由:この作品から、日本人のLGBTへの〝認識〟がゆるやかに変わりつつある気がします。改めて、漫画の底力を知りました。
版元の双葉社さんから、お祝いのお花をいただきました。
とても立派な胡蝶蘭の鉢植え。置き場所に困るくらい(笑)大きくて立派。
第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞に続いて、国内では2つめの受賞。とても光栄ですし、これをきっかけに、また少しでも多くの方に、このマンガを読んでいただけますように!
さて、ついでといってはなんですが、海外でのマンガ賞へのノミネート状況なども追記しておきます。
まず英語版が、2018年度Eisner Awards(アイズナー賞)のBest U.S. Edition of International Material—Asia(アメリカで出版された海外コミック アジア部門)にノミネートされています。発表は7月のサンディエゴ・コミコンで。
https://www.comic-con.org/awards/2018-eisner-awards-nominations
昨年、賞は逃しましたが、フランス語版が「コミック界のカンヌ映画祭」と言われるアングレーム国際マンガ祭にノミネートされたのに続き、今年は「コミック界のアカデミー賞」と言われるアイズナー賞にもノミネート。我が子(マンガのことよ)ながら、外国でも頑張っていて、偉い!(笑)
【追記】アイズナー賞、アメリカで出版された海外コミック アジア部門の最優秀賞を受賞しました! 自分でもビックリ。
また、やはり英語版が、2018年(第30回)Lambda Literary Award(ラムダ賞 アメリカLambda Literary Foundation主催の優れたLGBTQ作品に贈られる文学賞)のLGBTQ Graphic Novels(コミック部門)にもノミネートされています。発表は6月の頭。
https://www.lambdaliterary.org/lambda-literary-award-finalists/
【追記】残念ながらこちらは逃しました。受賞は”My Favorite Thing is Monsters”(Emil Ferris)だそうです。
ついでに。
賞とかではありませんが、既に結果が出た話について。
まず、YALSA(アメリカ図書館協会ヤングアダルト図書館サービス部会)選定の、2018 Great Graphic Novels for Teens(2018年度 ティーン向けコミック トップ10)に選ばれました。
http://www.ala.org/yalsa/2018-great-graphic-novels-teens
https://icv2.com/articles/news/view/39655/yalsa-releases-2018-top-ten-graphic-novels-teens-lis
そして、アメリカのアマゾンが選ぶ、ベストコミック2017にも入りました。
https://icv2.com/articles/news/view/38874/amazons-best-graphic-novels-2017
どちらも英語版です。関係者諸氏に感謝!
4月14日(土)に開催される同人誌即売会「野郎フェス 2018」(大田区産業プラザ PiOホール)に参加します。
スペースナンバーはA05、サークル名はBear’s Cave。
頒布予定物は新刊同人誌『Bitch Of The Jungle』のみ。
版型はB5版(マンガ週刊誌サイズ)、本文モノクロ、表紙のみカラー印刷+クリアPP貼り。総ページ数は表紙を含めて20ページという、とってもとっても薄い本。
内容は、オリジナル設定の和製ターザン的キャラのSM凌辱ものを、ショート・コミックとイラストで。以下、本文サンプル。
ご来場の方は、ぜひスペースにお立ち寄りを。
あ、年齢を証明できる身分証の持参をお忘れなく。それがないと入場できませんので。詳しくは、上記リンク先のイベントオフィシャルサイトにてご確認ください。
【電子版】
紙版はイベントで完売してしまいましたが、PDF版をBoothにてダウンロード販売中。
https://tagame.booth.pm/items/823984