米MASSIVEから新作リソグラフ・プリント2種発売

 先日、カナダのトロント・コミック・アート・フェスティバル(TCAF)会場で初売りされた、私の新作リソグラフ・プリント2種(米MASSIVE GOODS製作)が、オンラインで販売開始です。

“Ostia”
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 2011年の「パゾリーニ・オマージュ【ピエル・パオロ・パゾリーニに捧ぐ】展」(ヴァニラ画廊)用に製作した作品”Ostia”の、2014年にMascular Magazine用にデジタル彩色したバージョンが、リソグラフ・プリントに。(画像はブログ掲載用にマスクをかけました。無修正版は下記商品ページで見られます)
【商品ページ】Ostia Risograph Print by Gengoroh Tagame

“Fundoshi Day”
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 今年(2015年)の「褌の日」(2月14日)に、Twitterにアップした絵のリソグラフ・プリント。
【商品ページ】Fundoshi Day Risopgraph Print by Gengoroh Tagame

 制作販売元はアメリカですが、日本からのオーダーも受け付けてくれるので、欲しいという方は是非どうぞ。

ちょっと宣伝、マンガ『金曜の夜は四つん這いで』(中編)掲載です

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 5月21日発売「バディ」7月号に、マンガ『金曜の夜は四つん這いで』(中編)掲載です。
 今回もひたすら淫乱&ヤリまくり。オカズご所望の方、是非お買い上げを。
(来月号は一回お休みをいただきます)
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『弟の夫』1巻、書店での購入特典のお知らせ

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 5月25日(月)発売の最新単行本『弟の夫』1巻、一部書店では購入特典として、メッセージペーパーやイラストカードが付きます。
 下記リンク先ページにそれらのリストがありますので、ご購入時の参考にしてください!
5月25日(月)発売田亀源五郎先生【弟の夫】①巻特典情報!!

『クレタの牝牛(英語版)』米Massive Goodsより発売

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 アメリカのMassive Goodsから、マンガ『クレタの牝牛』英語版リーフレット、”Cretian Cow”が発売されました。
 内容は基本的に日本語版(単行本『筋肉奇譚』収録)と同じで、「覚え書き」部分もきちんと英訳されて収録されています。
 ただし海外版なので、絵は無修正の完全版。また、印刷方式の違いを考慮して、日本語版ではグレー部分がスクリーントーン調の白黒二値ドット処理だったのに対して、この英語版ではドット化していないグレースケール処理に変更しています。

 収録作は『クレタの牝牛』のみで、ページ数は表紙も含めて20ページ。
 表紙のデザインは、基本的に私が新たに作ったもの。イラストの配置や飾り罫の制作、全体の色指定などを私が行い、書体の選択や裏表紙のレイアウトなどをMassive Goodsのグラハムがやっています。翻訳はアン石井。

 初売りは、2015年5月9日(カナダ/トロント/トロント・コミック・アート・フェスティバル2015の会場)を想定していましたが、アクシデントによって刷り上がった本が届かず、結果的には5月14日(アメリカ/ロサンゼルス/トム・オブ・フィンランド・ファウンデーションでのトークイベント会場)になりました。
 基本的にオンラインと、北米での各種イベント会場での販売になります。コミック系、サブカル系、ゲイ系などの、少部数出版物を扱う書店での店頭販売もありますが、詳細は判らず。
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 オンラインでの販売ページはこちら。日本からの注文も可能です。

単行本『弟の夫』1巻発売とサイン会のお知らせ

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 5月25日にマンガ『弟の夫』単行本1巻が発売されますが、それに合わせて新宿の書店で、5月31日にサイン会をやることになりました。

日時:2015年5月31日(日) 13時~
場所:アニメガ新宿マルイアネックス店 7階特設会場

 参加方法は、同店で5月25日発売の『弟の夫』1巻と、同日発売の雑誌「月刊アクション」7月号を、同時購入された方に、先着でイベント参加券が配られるます。5月9日の11時から店頭と電話で商品の予約開始、参加券のお渡しは商品の購入時。
 詳細は下記リンクでご確認ください。

文教堂ホビー&アニメガ:『弟の夫』1巻発売記念 田亀源五郎先生サイン会

 1巻では、第1話「黒船がやってきた!」から第7話「ママ」までを収録。そして同日発売の「月刊アクション」7月号には、第8話「食卓」が掲載されるので、サイン会用のダブル購入をすると、単行本の続きをそのまま雑誌で読めるという塩梅。表紙&巻頭カラーでの掲載なので、お楽しみに!

 お時間のある方は、是非おいでくださいませ。
 日本国内でのサイン会はほとんどやったことがないので、けっこう緊張しております(笑)。

【追記】一部書店では購入特典としてペーパーやカードが付きます。詳細は下記リンク先にて。
5月25日(月)発売田亀源五郎先生【弟の夫】①巻特典情報!!

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野郎フェス 2015(5月2日)に参加します

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 同人誌イベント「野郎フェス 2015」に参加します。

●サークル名:Bear’s Cave
●サークルスペース:C25
●頒布物:同人誌『Dessins』、ポストカード4種(それぞれ詳細は後述)

「野郎フェス」概要(公式サイトより抜粋)

野郎フェスは、『野郎系(男子)が好きであるコト』であればどなたでもご参加いただける、自主出版した本やメディア等を発表、販売する同人誌即売会です。
男性キャラクター(ふたなり、女装、男の娘は含まず)を主体としたオリジナル創作作品、パロディ・二次創作作品が一同に集まります。

●日時:2015年5月2日 12:00~16:00(予定)
●会場:大田区産業プラザPIO 大展示ホール
 京急蒲田駅より徒歩3分、JR京浜東北線蒲田駅より徒歩15分)
●入場料:500円
 入場する際にパンフレットの購入(一人1冊)が必要。パンフレットに入場料が含まれています(全員購入制)。パンフレット完売の際には、入場料をいただきます。
●入場年齢制限:あり。高校生を含む18歳未満は入場禁止。
 入場に際して年齢確認を実施。顔写真付きの身分証明書が必要です。
 身分証明書の例/運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード、外国人登録証明書、学生証(写真付/生年月日記載)、社員証(写真付/生年月日記載)・taspo(保険証と併用のみ可)

*その他、事前に情報や注意事項を、野郎フェス公式サイトにてご確認の上、ご来場ください。

 では、頒布物について。
 参加を決めてから、できれば新作でマンガ本を一冊作りたいと思っていたんですが、ちょうど準備期間に、「月刊アクション」で連載中の『弟の夫』単行本1巻の発売(5月25日)が決定して、その準備あれこれ、「バディ」誌でマンガの新連載、5月にニューヨークで開催されるクィア・コミック・コンベンションと、トロントで開催されるコミック・フェスティバルへの参加準備、5月発売の雑誌用カラー仕事……などなど、いろいろと重なってしまったために、新たにマンガを描く時間を作れず泣く泣く断念。
 そこで代わりに、こういう機会でもないと世に出す機会があまりないであろう下絵集と、イベントや海外向けに描いた絵なので、国内では印刷物として手にする機会が少ない、近年の作品数点をポストカードにしてみました。

●同人誌『Dessins〜田亀源五郎 スケッチ&下絵集』
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*仕様
サイズ/B5版(182 x 257mm)
ページ数/36ページ(表紙含む)
印刷/オフセット
表紙/フルカラー クリアPP貼り
本文/1色(スミ)

 一枚絵の下絵(鉛筆画)を中心に、ボールペンによるスケッチ、マンガの下描きなども幾つかプラス。完成作が日本国内の雑誌や単行本に発表されたものの他に、フランスの画廊の依頼による連作イラストや、海外版単行本のカバー画、個展用のオリジナル作品の下絵や、未使用バージョンの下絵なども収録。
 レア度は高いと思いますが、オカズ用というよりは、ファン向けのミニ・パンフレットという趣なので、印刷部数は控えめにしました(笑)。

●カラーポストカード四種
*共通仕様
サイズ/148 × 100mm
用紙/サテン金藤 180kg
印刷/オフセット 240線高精細印刷
イラスト面/フルカラー
宛名面/1色(グレー)

『竜巻』
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トロント・コミック・アーツ・フェスティバル2013のコミッションで描いたオリジナル・リソグラフ用の絵を、カラー・ポストカードにしました。

『串刺し』
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グロTシャツ展用に描いたオリジナル無残画です。

『ウィルトゥース』
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フランス語版『ウィルトゥース』用に描いたカバー絵。

『冬の番屋』
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イタリア語版/英語版『冬の番屋』用に描いたカバー絵。

*宛名面はこういうシンプルなデザイン
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 ポストカードの方は、前から利用してみたかった「四種同時に刷るとお得サービス」を使って、後々に自分で使う分も含めて刷ったので、部数にはそこそこ余裕があります(笑)。

 それでは5月2日、会場でお会いできるのを楽しみにお待ちしております!

ちょっと宣伝、新作『金曜の夜は四つん這いで』(前編)掲載です

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 4月21日発売の「バディ」6月号に、新作マンガ『金曜の夜は四つん這いで』(前編)掲載です。
 好き者工員の週末を描いた淫乱系マンガ……って、そんなジャンルあるかどうか知りませんけど(笑)。複数プレイや不特定多数相手などを含むヤリまくりの内容にするつもりですが、SM要素は入れないつもり。
 とりあえず前中後の全三話を予定。今号と次号は連続掲載、その次の6月発売号で一回お休みをいただき(ニューヨークのクィア・コミック・カンファレンスQueers and Comicsと、トロントのコミック・フェスティバルToronto Comic Arts Festivalへの参加で、渡航するため)、7月発売号で完結になるはずです。
 というわけで、是非お買い求めのうえ、お読みください!
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ちょっと宣伝、『弟の夫』第7話掲載です

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 昨日発売の「月刊アクション」5月号に、『弟の夫』第7話「ママ」掲載です。
 今回は、

1)扉絵の夏菜が可愛く描けたのでお気に入り!
2)お待たせしました、マイクのサービスシーンあります!
3)単行本1巻の発売予定情報載ってます!

 …という感じなので、ぜひ一冊お買い求めを。
 そして、来月は一回お休みさせていただきます。
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「映画秘宝」5月号で未公開映画を7本紹介

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 3月20日発売の雑誌「映画秘宝」4月号の特集「この映画を観ろ! Best 70!!」に、未公開映画7本の紹介記事を書きました。
 この特集、色々な方が色々な映画を推薦していて、もう知らない映画ばかりなので「ほうほう、こんな面白そうな映画があったのか… φ(・ω・`) メモメモ」という感じになり、自分の今後の散財が心配になります(笑)。

 そんな中で私は、まず「おすすめマッチョ映画」というお題で、デンマーク映画”Teddy Bear”、アメリカ映画”Warrior”、スペイン映画”Estigmas”、タイ映画”Bang Rajan”、インド/テルグ映画”Badrinath”の、計5作品について書いたコラムを1本。
 それと「ラブ・ストーリー」ジャンルでイギリスのゲイ映画”Weekend”と、「アニメーション」ジャンルでチェコ映画”Alois Nebel”について、それぞれ推薦記事を1本ずつ書いております。
 よろしかったら是非お買い求めくださいませ。
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『別冊映画秘宝 ロード・オブ・ザ・リング&ホビット 中つ国サーガ読本』にテキスト寄稿しました

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 本日発売のムック『別冊映画秘宝 ロード・オブ・ザ・リング&ホビット 中つ国サーガ読本』に、エッセイを2本書かせていただきました。1本は映画『ロード・オブ・ザ・リング』三部作への思いを、原作小説『指輪物語』の想い出などと絡めて約2,500文字、もう1本は映画『ホビット』三部作の《ドワーフ萌え》を約4,000文字で。

 いや〜、嬉しいお仕事をいただけて、最初はこんな感じだったんですが、


 やがて締め切りが迫ると、こんな状態に(笑)。


 まぁそれでも《ドワーフ萌え》の方は、何とか無事おさまったんですが、思い入れの強い『指輪物語』の方がもう……最初に書いた文章から半分くらい削った(笑)。まぁその大方は、何というかほら、オタクやマニアが好きなモノについて喋ると、過剰なディテール説明やら自分語りが大量に混じってウザくなるとゆー、あのパターンだったので、結果的には削っても全く問題なしでしたが(笑)。

 私の文章は、論とか解説とかではなく、完全にエッセイという感じなので、箸休めにでもお読みいただければ幸いですという感じですが、他の錚々たる方々(添野知生さん、森瀬繚さん、朱鷺田祐介さん、等々)の文章は、内容は濃いわ背景の膨大な資料が伺われるわで、スゴいです。
 かと思えば、キャラクターや世界観をコンパクトかつ的確に解説した、入門向けパートみたいなのも充実しているし、各種キャラ萌えエッセイ&論(柳下毅一郎さんのサム萌えとか、高橋ヨシキさんの大ゴブリン萌えとか)も楽しい。劇場公開版とエクステンデッド・エディションの詳細比較とか、映画と原作の詳細異同解説なんかも、映画誌の別冊ならでは。
 インタビューのラインナップも、ピーター・ジャクソンと荒俣宏さんというのは王道として、『冒険者たち』の斉藤惇夫さんと『指輪物語 エルフ語を読む』および映画6作のエルフ語監修の伊藤盡さんというのが渋い! 余談ですが、荒俣さんのインタビューで、話がギャレス・エドワーズ版『GDZILLA ゴジラ』に飛んだところが、まるで途中から杉作J太郎さんに入れ替わったみたいで可笑しかった(笑)。
 その他、トールキンとその作品世界に関するあれこれとか、ゲームやアニメーションの話とかも、それぞれコンパクトではあるけれどカッチリ押さえられているし、巻末に資料編(【完全版】中つ国の歴史/中つ国小辞典)を配する心配りもにくい。

 というわけで、お好きな方ならマストの一冊。是非お買い求めくださいまし。
 いや〜しかし、こんな文章仕事ができるとは……あぁ嬉しい(笑)。[amazonjs asin=”4800306167″ locale=”JP” title=”別冊映画秘宝 ロード・オブ・ザ・リング&ホビット中つ国サーガ読本 (洋泉社MOOK)”]